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デジタルトランスフォーメーション(DX)とは・意味

デジタルトランスフォーメーション(DX)とは?

デジタルトランスフォーメーション(DX:Digital Transformation、TransをXと略すため)とは、IT(情報技術)によって、人々の生活をより良い方向に変化させるデジタルによる変革のこと。2004年にスウェーデン・ウメオ大学のエリック・ストルターマン教授によって提唱された。近年ではビッグデータAIの活用がますます進み、DXによる変革が起こっている。

米IT専門調査会社IDCは2020年の報告書で、2020年の世界のDX技術・サービス投資額が前年比で10.4%増加し、1.3兆米ドル(約136兆円)にのぼると予測している。

デジタル化との違いは?

DXは、ペーパーレス化やソフトウェア導入による単なるデジタル化とは異なる。デジタル化によって既存のビジネスモデルを見直し、顧客体験を向上させるための動きがDXだ。DXはすでに私たちの生活を変容させ、恩恵をもたらしている。

例えば、ストリーミング動画配信サービスの拡大により、レンタルビデオ店に足を運ばずとも多種多様な映画や動画を視聴できるようになった。また、タクシーの配車アプリやフードデリバリーのアプリなどは、サービスや商品の提供を受けるまでのステップをスマートフォン内で完結させるだけでなく、待ち時間を可視化することでユーザーのストレスを軽減した。DXは生活に関わるあらゆる産業において起こると考えられるが、特に交通業界におけるDXは、移動手段の「所有から利用へ」というMaaS(Mobility as a Service)化が加速するなかで欠かせないものとなっている。

日本企業を待ち構える「2025年の崖」

経済産業省は、2018年のレポートで、DXの推進により2030年までに実質GDP130兆円超の押上げを実現するという「DX実現シナリオ」を打ち出した。しかしその一方で、日本企業がデータの有効活用ができずDXを実現できない場合、市場の変化に対応できず世界のデジタル競争の敗者になってしまうと予測している。この対応の遅れによる経済損失は甚大で、その額は2025年以降、年間最大12兆円(現在の約3倍)にものぼる可能性がある(2025年の崖)。企業内の部署横断的な改革や、DX人材の育成・確保などが今後の課題である。

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(※こちらの記事は、IDEAS FOR GOODの用語集「デジタルトランスフォーメーション(DX)」を転載しております。)