DOWAホールディングス株式会社は9月28日、資源循環の新たな価値創出を目指すブランド「KUROCONEX(クロコネクス)」を立ち上げると発表した。KUROCONEXは、DOWAグループが提供するリサイクル金属など、資源循環に関する製品・サービスの総称となる。同グループが培ってきた資源循環技術と国内外のネットワークを基盤に、パートナーとの共創を進める考えだ。
対象は、リサイクル金属、リサイクル金属を使用した製品、加工サービスなどとした。シアン化金カリウム、ショット金、電気亜鉛、スズ、水アトマイズ銅合金粉(AOA)等多岐にわたる。第三者認証を取得したもの、または第三者による確認を受けたDOWAグループの社内基準に適合したものを採用しており、いずれも信頼性が確認された製品・サービスだという。
KUROCONEXには三つの想いが込められている。
一つ目は「KUROKO」で、同グループの原点である黒鉱(くろこう)に由来する。黒鉱は金、銀、銅、亜鉛、レアメタルなど複数の金属を含む一方、不純物も多く分離が難しいため、現在でも製錬がきわめて困難とされる。DOWAグループはこの困難を乗り越えて独自の分離・抽出技術を確立しており、これが現在の技術基盤になっているという。
二つ目の「CONNECT」は、グループ各事業の技術や情報の連携を強めるとともに、国内外のパートナーと共創し、一社では実現できなかった循環を生み出す意図を示す。
三つ目の「NEXT・X」は、限りある資源を使い続けることが特別な取り組みではなく当たり前の選択となる社会を目指すという想いを表し、集める・分ける・つくるという循環の仕組みを通じて資源が何度も生まれ変わる未来を掲げた。
背景には、資源の枯渇や地政学的リスクの高まり、環境規制の強化などにより、企業に安定的な資源調達と持続可能な事業活動の両立が求められている状況がある。DOWAグループは分離・抽出技術を基盤に多様な資源から価値を生み出してきたほか、回収した資源を適正に評価することで信頼を積み重ね、国内外に資源回収ネットワークを築いてきた。同ネットワークで集めた資源は再資源化され、素材や製品として再び社会に送り出されている。
【プレスリリース】サーキュラーマテリアルブランド「KUROCONEX」を立上げ資源循環の新たな価値創出を通じて持続可能な社会を実現
【参照サイト】KUROCONEX
