有事への備えとサステナビリティは、一見すると対極にある概念のように思える。前者は緊急事態や衝突を想起させ、後者は持続可能で穏やかな未来像を描く。しかし、エネルギーと資源が社会の基盤である以上、それらを安定的に確保することは平時にも有事にも共通する条件である。
近年、これらは「レジリエンス(強靭性)」というキーワードで結びつけて議論されることが増えている。エネルギー転換と資源循環は、環境政策の枠組みを超え、安全保障や産業戦略の観点からも再定義されつつある。
本稿では、日本とフィンランドの連携に焦点を当て、サーキュラーエコノミー(CE)が社会のレジリエンス向上にどう寄与しているのかを考察する。




