株式会社ゴールドウインは2026年9月30日、自社ブランド「ゴールドウイン(Goldwin)」において、役目を終えたウエアをリペアやアップサイクルによって再生・循環させるプロジェクト「サーキュラーアクション」を始動すると発表した。第1弾として、フリースタイルスキー・モーグル日本代表チームのユニフォームを回収・再生した「アップサイクルプロダクト」を、2026年10月15日から25日までGRAVITY KANDA(東京都千代田区)で数量限定で販売する。
同社は2018-19シーズン以降、フリースタイルスキー日本代表チームのモーグル、スキークロス、エアリアルのユニフォームを提供してきた。今回はまずモーグルチームを対象に、選手が大会や練習で実際に着用したユニフォームを回収し、トートバッグやサコッシュ、ヘルメットケース、ゴーグルケース、ポーチ、巾着など全7種類の製品に再生した。製品化にあたっては、ウエア本体だけでなくフードや各パーツも可能な限り活かし、廃棄を抑える設計とした。使用済みのユニフォームを素材とするため、色柄や仕様は一点ごとに異なる。
製品にはデジタルプロダクトパスポート(DPP)を導入した。製品タグの二次元バーコードをスマートフォンで読み取ると、アップサイクル前の製品情報や着用したアスリート、再生の背景、CO2排出量などの環境関連情報、ケア方法やリペアサービスの窓口、再利用・回収に関する情報を確認できる。
今回の取り組みは、今後アパレル業界で導入が進むDPPを見据えた実証の一環でもあり、製品の来歴や価値を生活者と共有する新たなコミュニケーションのあり方を検証するものだという。同社は、株式会社CYKLUSとNTTドコモビジネス株式会社がアパレル分野で進めるDPP活用の共同PoCにも、ブランド・事業者の一つとして参画している。
売上の一部は公益財団法人全日本スキー・スノーボード連盟(SAJ)に寄付され、アスリートの活動支援に活用される予定だ。同社は、廃棄を前提としないモノづくりによって製品の長寿命化と資源循環を図るとともに、売上をアスリート支援へ還元することで、循環型の支援モデルの構築を目指すとしている。背景には、気候変動に伴う雪不足が競技環境やアスリートの活動機会に影響を及ぼしているという課題がある。
2026年ミラノ・コルティナオリンピックで2種目のメダルを獲得したモーグル日本代表の堀島行真選手は、「想い出とともに保管していたユニフォームが、新たな役割を持って再び社会に出ていくことに大きな意義を感じています。自分たちが競技で着用してきたユニフォームが、今度は応援してくださる方々の手に渡り、長く使われることは選手にとってもうれしいことです」とコメントした。販売開始前日の10月14日には、同店舗で堀島選手のトークセッションも開催する。
※冒頭の画像はプレスリリースより引用
【プレスリリース】Goldwinブランドの循環型プロジェクト「サーキュラーアクション」始動
【参照サイト】Goldwin Circular Action
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