Circular Economy Hub がお届けするオンラインイベント「Circular X(サーキュラーエックス)」。2025年9月のテーマは「PPWR規制(EU包装・包装廃棄物規則)の先にある、サーキュラービジネスの未来を構想する」です。
EUでは、2024年11月に正式採択され、2025年2月に発効したPPWR規制が、2026年8月から段階的に施行される予定です。本規制は、包装の設計から廃棄に至るまでを対象とする包括的な枠組みであり、2030年にはすべての包装材をリサイクル可能にする義務が課され、続く2035年や2040年には再生材の利用率向上や使い捨て包装の禁止といった、より厳格な要件が順次導入されていきます。
こうした背景のなかで、多くの企業が「結局、何から取り組めばよいのか分からない」「競合がどのように対応しているのかを知りたい」と戸惑いを抱えています。しかしPPWR規制は、単なる法規制遵守の枠を超え、サーキュラーエコノミーへの移行を加速させる重要な契機となるもの。対応の仕方次第で、企業は義務をこなすだけでなく、持続可能なパッケージのあり方を社会とともに模索し、新しい協働や共創の可能性を広げていくことができます。
本イベントでは、慶應義塾大学研究所 上席所員の宮川英樹氏をお迎えし、包装材メーカー、ブランド、リサイクラーがいかに連携すべきかを具体的かつ実践的に解説いただきます。さらに、ハーチ欧州が現地からの最新の動きを補足し、参加者の皆さまとともに、PPWR規制の先に広がるサーキュラービジネスの未来を描き出していきます。
規制を「義務」として受け止めるのではなく「機会」として活かすために、今まさに必要な視点を共有する場です。皆さまのご参加を心よりお待ちしています。
スピーカー
宮川英樹 氏:慶應義塾大学研究所 上席所員
ヴェオリアジャパン株式会社のシニアマネージャーとして、サーキュラーエコノミー事業開発を牽引。長崎大学や慶應義塾大学などで非常勤講師や研究員も兼務し、環境・廃棄物政策、マテリアルフロー分析、再生樹脂販売に関する深い知識を持つ専門家。サニックス、レノバでの経験を経て現職に至り、廃棄物処理施設管理技術者の資格も保有。アップサイクルをモットーに、環境コンサルティングやリサイクル事業にも貢献。
伊藤恵(ハーチ欧州 責任者)
ハーチ欧州英国支部。ロンドン在住。一橋大学社会学研究科修了。学生時代は東京・シンガポール・香港などアジアのグローバルシティの公共空間・緑化空間について研究し、その後オフィスのインテリアデザインを手掛ける企業にてプロジェクトマネジメントに携わる。現在はIDEAS FOR GOODでのライティング・編集ほか、欧州現地でのリサーチ・プロダクト制作に取り組む。
富山恵梨香(ハーチ欧州)
2018年ハーチ株式会社に入社、IDEAS FOR GOODで国内外の社会的企業への取材や記事の企画などを行う。IDEAS FOR GOOD Business Design Labでは、展示や国内向け記事広告を担当。ハーチ欧州では、国際会議への参加やリサーチやイベント、教育事業などに取り組む。関心テーマは、ウェルビーイングを実現する新しい経済のあり方。
日時
2025年9月17日(火)19:00-20:30
内容
- PPWR規制の動向(宮川氏)
- 欧州現地のリアルな声についてのインプット(ハーチ欧州)
- 質疑応答/意見交換
当日の流れ
19:00- オープニング・ハーチ欧州からのインプット
19:15- PPWR規制の動向
20:00- 質疑応答
20:30- 終了
※上記予定は変更する場合もございます。
定員
30名(先着順)
対象者
- EU向けに消費財(化粧品、食品、日用品等)を輸出しているメーカーの経営層、役員の方
- サステナビリティ、ESG推進、商品開発、パッケージ開発、品質保証、法務部門の責任者・担当者の方
- PPWRについて「結局どうすればいいのか」具体的で実践的な情報を求めている方
- 欧州の競合他社のリアルな動向に関心のある方
- サーキュラーエコノミー全般に関心をお持ちの方
申し込み方法
こちらのPeatixページよりお申込いただけます。
参加費用(すべて税込)
- 一般 2,000円 (税込)
- ニュースレター登録者 1,500円(税込)(9月中旬ごろ配信予定のニュースレター中のクーポンコードをPeatix申込画面にてご入力ください)
- Circular Economy Hub 読者会員 1,000円(税込)(本記事にログインのうえ、最下部記載のクーポンコードをPeatix申込画面にてご入力ください)
- Circular Economy Hub コミュニティ会員 無料(Slackにて配信する無料クーポンコードをPeatix申込画面にてご入力ください)
- 学生 1,000円(税込)(Peatixページにてクーポンコードをご確認ください)
※コミュニティ会員・読者会員の詳細はこちら(コミュニティ会員へご参加いただくと、過去イベントのアーカイブ動画が無料でご覧いただけます。(一部を除く))
会場
オンライン(オンライン会議ツール「Zoom」の会議機能を利用)
注意事項
- 入室用URLを開始1時間前までにお申込みの皆さまへPeatixのメッセージよりお送りいたします。
- 開場は18時50分を予定しております
- Zoomのご利用が初めての方は開始前にアクセスしてください。機能の制限があるため、極力PCでのご参加をお勧めします
- 講義の時間にはマイクをミュートにさせていただきます
- 後日、Circular Economy Hubのレポートなどにて、プログラム開催中の写真を公開する場合がございます。写真NGの場合、ネットワーキング時間以外はカメラオフにてご参加ください
- イベントの内容は録画させていただき、後日申し込みいただいた皆様にアーカイブ動画(参加者同士のディスカッション時間は除く)の限定配信を行う予定です。予めご了承ください
- お申込み後のご返金はお受けしかねますので、あらかじめご了承ください。当日ご参加いただけなかった場合にも後日アーカイブ動画をお送りいたします
- 時間配分は事情により変更になる場合がございます
- 領収書についてはPeatix内のこちらをご参照ください
Circular X について
Circular Xは、Circular Economy Hub編集部からのインプットと各業界・領域のフロントランナーの皆さまの実践や知見を掛け合わせながら、ご参加いただく皆さまとともにサーキュラーエコノミーを深める化学反応を起こしていくことを目的としています。
主催
- Circular Economy Hub:Circular Economy Hub は、ハーチ株式会社が運営するサーキュラーエコノミーの推進を目的としたオンラインプラットフォームです。国内外のサーキュラーエコノミーに関する最新情報や事例、洞察、イベント・ワークショップ、体験プログラム、ネットワーキング、マッチングなどを通じてサーキュラーエコノミーを推進したい企業や団体、自治体の皆様を支援します。
URL:https://cehub.jp - ハーチ株式会社:Content Marketing for Good(社会をもっとよくするコンテンツマーケティング)をコンセプトにウェブメディア事業を展開。世界のソーシャルグッドなアイデアマガジン「IDEAS FOR GOOD」では2019年に欧州6カ国(オランダ・イギリス・フランス・ドイツ・ノルウェー・フィンランド)でサーキュラーエコノミーに取り組む企業・団体50社以上の取材を実施。欧州の先進的な事例を基に日本でもサーキュラーエコノミーの推進を加速したいと考え、2020年3月に「Circular Economy Hub」をローンチ。現在は神奈川県横浜市で「Circular Yokohama」も展開中。
URL:https://harch.jp/
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