Circular Economy Hubでは、2021年4月より会員制度を開始しました。
会員には、「読者会員」と「コミュニティ会員」の2種類がございます。読者会員はサーキュラーエコノミーに関する国内外の最新動向やインサイト・オピニオン記事、学習コンテンツ、サーキュラーエコノミープロジェクトデータベースなどにアクセスできます。コミュニティ会員はそれに加え、コミュニケーションツールSlackを利用して会員同士コミュニケーションをとることができます。
今回はコミュニティで毎月行われている、交流会の様子をレポートいたします。
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Circular Economy Hubコミュニティとは
Circular Economy Hubコミュニティは、サーキュラーエコノミーに取り組んでいる、またこれから取り組んでいきたいという想いを持った方が集い、情報交換や交流をする場として運用しています。
クローズドなコミュニティだからこそ、肩肘張ることなく気軽に相談できたり、意見を出し合えたりするのが特徴です。
気になるニュースやオピニオン投稿、イベントのシェア、質問や相談など日々のSlackを活用したコミュニケーションの他、サーキュラーエコノミーに関して気になる「トピック」について、編集部とコミュニティメンバーがざっくばらんに意見し合うトーク企画「Circular Cafe & BAR」、コミュニティメンバーが取り組みの紹介やテーマの投げ込みを行う「交流会」など、イベント型の企画も行っています。
サーキュラーエコノミーへの移行にはサプライチェーン内や異業種間の協業が不可欠だと言われています。コミュニティを通じてメンバー同士がつながりあい、共創し、学び合いながら循環型事業やアクションが次々と生まれるような場、それがCircular Economy Hubコミュニティです。
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交流会の様子
先日は、第4回目となる、交流会を行いました。
交流会では毎回コミュニティメンバーが取り組みシェアや話題提供を行います。今回は、「テイクアウト・デリバリー時のリユースカップや食器のシェアリングサービス」を新規事業として取り組む会員様がご担当くださいました。
以前からイベントなどで大量に出るテイクアウトのゴミに罪悪感を持っており、さらにテイクアウトの容器で食べるとせっかくの料理が美味しく感じられないなどの課題を感じていた中、コロナ禍でさらにテイクアウトの頻度が増えたことでこの課題に取り組むきっかけになったそうです。個別の飲食店では、オペレーションや衛生面の観点から取り組みが進みにくいという課題もあるため、衛生面をクリアにして繰り返しリユースが可能な容器や食器を提供し、消費者と飲食店が大きな負担なく利用できるシェアリングサービスの検討を進めていらっしゃいます。
交流会では、取り組みのシェアの後「ユーザーとしてどんなサービスなら使いたいか?」を出発点に、様々なディスカッションやアイデア出しが行われました。
- 容器の素材や形状について
- オペレーションの方法
- 利用者とのコミュニケーション
- 飲食店との連携方法
- 取り組みを始めるのに適した地域・街は?
- 他の形態(ホテル・スーパー)はどうか?
といった、事業戦略やマーケティングについてはもちろん、
- プラスティック利用=サーキュラーではないのか?
- バイオマスプラスティックの再利用について
- LCAの測定方法について
サーキュラーエコノミーの観点でのアイデアや意見交換など話題は多岐に渡りました。
サーキュラーエコノミーという共通のテーマで集まった人同士、お互いの課題について自分ごとのように考えアドバイスしあうことでお互いから学び合い、それぞれのプロジェクトに生かしていく、そんな循環が生まれる場となりました。
交流会終了後も、Slackでは、その場で出た話題に関するニュースや情報を送るなどのコミュニケーションも続いています。一過性の出会いで終わることなく、継続的にコミュニケーションが取れることもコミュニティの良い点です。
コミュニティをきっかけにプロジェクトが一歩でも前に進むきっかけづくりや、新しい人脈を広げていただくサポートができるように、今後も輪を広げていければと思います。
会員登録について
コミュニティ会員は2021年12月31日までの期間限定で2,980円にてご利用いただけます。(2022年1月のお引き落としから通常価格9,800円となります。)
こ興味を持ってくださった方は、ぜひこの機会にご参加いただければと思います。
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