サーキュラーエコノミー・サステナビリティのビジョンなど
・2050年に向けて温室効果ガス排出実質ゼロを目指す「環境ビジョン2050」を策定。2019年を基準年とし、未対策のままの事業成長の排出量(BAU)と比べた実質排出量を2025年に30%以上、2030年には50%以上の削減が目標。IoT・AIやオープンイノベーションを活用し、世界的な環境課題の解決に貢献しながら、世界の空気に関する需要を満たし、安心で健康な空気空間を提供することを目指す・「環境ビジョン2050」実現に向けた中期経営計画として、戦略経営計画「FUSION」を策定。環境と空気の新たな価値を提供し、サステナブル社会への貢献とグループの成長を実現することを目指している。9つの重点テーマとして、「カーボンニュートラルへの挑戦」や「デジタル化の推進」「強靭なサプライチェーンの構築」なとを掲げている
ダイキン工業株式会社の取り組み
・国内では法人向けに定額課金(サブスクリプション)事業を展開。一方、アフリカのタンザニアで、サブスクリプション方式によるエアコンのサービス実証実験を実施。本体購入が難しい人にも提供できるよう、初期費用は本体価格の10分の1の取り付け工事代と保証料のみを設定。エアコンを使う際は、スマホアプリで使用料を前払いし、その分だけエアコンが使える。故障時の修理にも対応
・2021年11月、東京大学未来ビジョン研究センターと共同で、産学協創協定のもと「理想の空気を持続するサーキュラーエコノミービジネスモデル連携研究ユニット」(IFI-CEM連携研究ユニット)を設立したと発表した。「空気の価値化」を軸に共同研究などを通じて、社会課題を解決するイノベーションや新事業の創出を目指す
・2022年6月、冷媒循環のデジタルプラットフォーム構築に向け、システム開発の実証実験を開始したと発表した
ダイキン工業株式会社の概要
企業 | ダイキン工業株式会社 |
国名 | 日本 |
業界 | 製造業(製造機器、家具、製紙、鉱業、化学など) |
組織属性 | 民間企業 |
循環型戦略 | 製品と原材料寿命の長期化(再利用、シェアリング、PaaS、再製造、寄付、修理、リファービッシュ、カスケードリサイクルなど) |
URL | https://www.daikin.co.jp/ |