LEED(Leadership in Energy and Environmental Design)は、米国グリーンビルディング協会(USGBC:US Green Building Council)が開発したグリーンビルディング評価システムの一つであり、世界中で広く使用されている。LEED認証システムを使用すると、エネルギー消費を抑えたり水の使用量を削減したりすることが可能だ。また、建物のランニングコストをセーブできるのもメリットである。
LEEDには5種類の認証カテゴリが用意されており、認証を取得したい建物・環境プロジェクトのフェーズや目的に対応したカテゴリを選んで申請を行う必要がある。
5つのカテゴリ
- BD+C ─ Building Design and Construction / 建築設計および建設:新築あるいは大規模な改築をする以下の建築物に適用
- ID+C ─ Interior Design and Construction / インテリア設計および建設:インテリア工事のプロジェクトに適用
- O+M ─ Building Operations and Maintenance / 既存ビルの運用とメンテナンス:大きな改修工事を伴わず、運用やメンテナンス向上のために改善を進めている既存ビルが対象
- ND ─ Neighborhood Development / 近隣開発:新規の土地開発及び再開発に適用(居住用の施設が含まれているかどうかは不問)。企画段階から実際の建設に至るまで、どの段階でも申請することが可能
- HOMES ─ Homes / ホーム:戸建住宅やマンションなどの共用住宅に適用
各カテゴリは、LEED認証を取得するグリーンビルディングとして達成しなければならない必須項目と、加点を得ることのできる選択項目から構成されている。プロジェクトが獲得した得点に応じてLEED認証のレベル評価が決まる。レベルは4段階で、サーティファイド(標準)、シルバー、ゴールド、プラチナの順にレベルが高くなっていく。
またLEEDは、より良いグリーンビルディングシステムを目指して、定期的にバージョンアップが行われている。
【参照サイト】Leed Rating System|USBGI
【参照サイト】一般社団法人 グリーンビルディングジャパン
【関連ページ】グリーンビルディング
(※こちらの記事は、IDEAS FOR GOODの用語集「LEED」を転載しております。)