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環境省、プラスチック資源循環の実証事業に2件を採択。バイオエタノール由来原料と電材の水平リサイクル

環境省は2026年10月5日、令和8年度「脱炭素型循環経済システム構築促進事業(うち、プラスチック等資源循環システム構築実証事業)」(委託)の公募結果を発表した。バイオプラスチック等への転換とリサイクルプロセス構築の2テーマで、1件ずつ計2件を選定した。

同事業は、化石由来資源の代替素材開発や、使用済みの化石由来資源のリサイクル技術・システムの高度化など、技術的課題を解決し、事業化に向けて必要な実証を行うものだ。環境省は「プラスチック資源循環戦略」(2019年5月31日)の基本原則である「3R+Renewable」に基づき、従来型の化石資源由来プラスチックの利用を段階的に改める方針を掲げ、バイオプラスチック等の再生可能資源への転換や、プラスチック・廃油のリサイクルプロセス構築を推進している。公募は2026年4月17日から5月29日まで実施し、申請書類による事前審査と、有識者で構成される評価審査委員会の審査を経て採択先を選定した。

なお、併せて公募した「廃棄物等バイオマスを用いた省CO2型ジェット燃料等又はジェット燃料等原料製造・社会実装化実証事業」「廃油のリサイクルプロセス構築・省CO2化実証事業」「マイクロプラスチックによる汚染防止のための化石資源由来素材からの代替実証事業」の3事業については、別途選定結果を発表するとしている。

「化石資源由来プラスチックを代替する省CO2型バイオプラスチック等(再生可能資源)への転換及び社会実装化実証事業」では、iPEACE223株式会社の「バイオエタノール由来高収率モノマー製造によるプラスチック原料の脱炭素化技術実証」を採択した。バイオエタノールを原料とする独自の触媒・プロセス技術の実証を通じて、プラスチック原料の脱炭素化を進める。既存の石油化学設備との親和性が高い二段法プロセスの社会実装を進めるとともに、将来的には一段法プロセスの実用化を目指し、CO2排出量の65%以上の削減を図る。

「プラスチック等のリサイクルプロセス構築及び省CO2化実証事業」では、株式会社GSIクレオスの「再生プラスチックを用いた電気設備資材(電材)の実装を実現するための材料開発」を採択した。使用済みの電材を回収し、カーボンナノチューブを添加することで長期暴露により劣化した樹脂の機能を回復させたうえで、同じ電材製品へ水平リサイクルする。資源循環の促進に加え、原材料調達リスクの低減やコストの安定を図るとともに、国のインフラである送配電分野における再生プラスチックの実装拡大とCO2排出量の削減を目指すとしている。

【参照記事】令和8年度脱炭素型循環経済システム構築促進事業(うち、プラスチック等資源循環システム構築実証事業)(委託)の公募結果について
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Circular Economy Hub Editorial Team

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Circular Economy Hub 編集部です。国内外のサーキュラーエコノミーに関する最新ニュースから法規制動向、大企業やスタートアップ企業の取り組みなどを幅広くリサーチし、ニュースとしてお届けしています。

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