東京ボード工業株式会社と三洋UD株式会社は、建設現場から発生する木くずの完全循環リサイクルの取り組みを開始した。三洋工業・三洋UDが取得した産業廃棄物広域認定制度を、運用委託先である東京ボード工業のマテリアルリサイクルシステムと組み合わせることで実現した。
今回の取り組みでは、三洋UDの製品と東京ボード工業の木くず再資源化・パーティクルボード製造技術を組み合わせ、単なる炭素固定にとどまらない資源循環モデルを構築した。物流面では、東京ボード工業の子会社であるティー・ビー・ロジスティックスが、パーティクルボードの現場への運搬と現場からの木くずの回収を一元的に担い、無駄のない効率的な輸送と最短距離でのリサイクルを可能にした。

循環型モデルは3つの柱で構成される。
1つ目は広域認定による効率的回収で、三洋工業・三洋UDが取得した広域認定制度に基づき、現場から排出される木くずを適正かつ迅速に回収する体制を整えている。
2つ目は高品質な再資源化で、回収した木くずを100%原料として東京ボード工業が再生パーティクルボード「E・V・A®ボード」を製造する。
3つ目は現場への製品循環で、製造したE・V・A®ボードを三洋UDの遮音置床システム「UDシステムフロア」の下地材として、再びマンション建設現場等へ供給する。
建設業界では、建物のライフサイクル全体でのCO₂排出量(建築物LCA)の低減が脱炭素社会に向けた最優先課題となっている。東京ボード工業の「E・V・A®ボード」は、国際規格「EPD International」と国内規格「SuMPO EPD」の認証を取得しており、本取組みを通じて供給される床システムは、建築物LCAにおけるCO₂排出量の詳細な算出が可能となる。両社はこの仕組みを通じて、施主やゼネコンのカーボンニュートラル達成を支援していく。
東京ボード工業株式会社は、木くずのリサイクルから再生パーティクルボード「E・V・A®ボード」の製造・販売、物流までを一気通貫で手掛ける環境企業。三洋UD株式会社は三洋工業株式会社のグループ会社で、集合住宅向け遮音置床システムの製造・販売を手掛けており、2025年4月には三洋工業と共同で広域認定を取得している。
【プレスリリース】東京ボード工業と三洋UD、建設木くずの「完全循環リサイクル」を共同で開始
※冒頭、文中の画像はプレスリリースより引用
