スウェーデンの非営利財団H&M Foundationは10月22日、アクセンチュアと共同で、ファッション産業の構造転換をうながす報告書「From Signals to Systems Change」を発表した。報告書は、初期段階のイノベーションが公正でネットゼロな繊維産業をどのように実現できるかを示すオープンソースの枠組み「Reimagined System Map」を公開している。
報告書は、イノベーションやフィランソロピー(慈善活動)に加え、要素間のつながりと全体構造を重視するシステム思考に基づいている。AIや地政学リスク、資源不足、生物多様性の損失といった業界を取り巻く要因を整理し、企業や投資家、政策立案者がシステム全体の中で果たす役割を再認識するよう、うながしている。
H&M Foundationのイノベーション・プログラムディレクターであるアニー・リンドマーク氏は、「現状のファッションシステムを見つめ直し、その先の可能性を再構築することで、初期イノベーションの拡大が業界全体にどのような波及をもたらすかを可視化しました」と述べている。




