【先着20名限定!】循環型の価値創造を“実務のプロセス”から再構成する―― Circular Design Sprint 1dayワークショップ開催

EUのエコデザイン規則(ESPR)やデジタルプロダクトパスポート(DPP)の進展、日本国内の資源循環関連制度の見直しなど、循環型設計をめぐる環境はここ1〜2年で大きな変化を迎えています。これらの制度は「循環型の概念を理解しているか」ではなく、どのような設計プロセスで製品やサービスをつくるかまで踏み込んで要求し始めています。

素材転換、回収スキーム、逆物流、顧客体験、サプライチェーンデータ、協働体制。複数のレイヤーを同時に検討する必要がある一方、“どこから整理し、どう全体像を描くか” は多くの現場で課題になっています。

こうした状況をふまえ、ハーチフューチャーセッションズでは、循環型の事業・サービスの“再設計プロセス”を1日で体験できるプログラム「Circular Design Sprint」のショート版を12月8日(月)に開催します。

複雑化する循環型の要件を、構造化して捉えるために

循環型の取り組みが広がる一方、企業・自治体の担当者からは次のような声が聞かれます。

“論点は理解しているが、構造的に整理するのが難しい”

“部門をまたぐ議論になると、優先順位づけが進まない”

“既存事業をどこから循環型に寄せればよいのか判断が難しい”

“社内で共有できるプロセスやフレームが不足している”

背景には、規制と技術、既存事業の構造、市場ニーズが同時に変化していることがあります。これに伴い、製品・サービスの循環化を“部分最適”で進めるのではなく、システム全体として再設計する視点が求められるようになっています。

Circular Design Sprintは、こうした実務上の課題を踏まえ、論点の整理 → 全体構造の可視化 → 新しい価値の再設計 までを短時間で体験できるプログラムとして開発されました。

6時間で、循環型の設計プロセスを体験する

本プログラムでは、サーキュラーデザイン領域で実際に使われている主要なフレームワークを扱います。

  • サーキュラーシステムダイアグラム
    • 事業・素材・逆物流・協働関係など複数レイヤーの構造を整理
  • カスタマージャーニー
    • 利用・回収・継続利用における体験や摩擦点を可視化
  • ストーリーボード
    • 循環型のサービス/ビジネスモデルのシナリオ設計
  • 簡易プロトタイピング
    • 再設計した価値提案を具体化

座学に加え、手を動かしながら「理解 → 分析 → アイデア創出 → 試作 → 検証」のプロセスを進める構成です。

既存事業の改善、新規事業の探索、素材・回収スキームの整理など、多様なテーマに応用できる“共通のプロセス”として持ち帰ることができます。

サーキュラー領域の実務に携わる方へ

サーキュラーエコノミーを扱う多くの現場で、「論点は多いが、議論の地図が共有されていない」ことが議論の停滞する原因になる場面が増えています。

今回のワークショップは、

  • 全体像を整理したい
  • 多様な論点をどの順序で扱うか悩んでいる
  • 社内で議論の起点に使えるプロセスを探している
  • 実務で使われているフレームを体験したい

といったニーズを持つ方に向く内容です。

すでに専門的な知識を持つ方にとっても、“再構成するための場”として機能するはずです。ぜひご参加ください。

開催概要

  • 日時:2025年12月8日(月)13:00–19:00(※12:50 開場)
  • 会場:Warm Heart Cool Head TOKYOBASE セミナールーム(東京都港区元赤坂1丁目7-18 元赤坂イースト 4階
  • 参加費:
    • 一般:50,000円
    • Circular Economy Hub 会員割(10%割引):クーポンコードあり
  • 形式:対面ワークショップ(オンライン配信はありません)
  • 特典:ワークショップ用テキスト、Miroテンプレート一式
  • 定員:20名(最低実施人数6名)
  • 申込方法:Peatixイベントページよりお申し込みください。
  • 主催:ハーチ株式会社・株式会社フューチャーセッションズ

講師紹介

加藤 佑(ハーチ株式会社 代表取締役)

2015年にハーチ株式会社を創業。社会をもっとよくする世界のアイデアマガジン「IDEAS FOR GOOD」創刊者。循環経済専門メディア「Circular Economy Hub」、横浜市における循環都市移行プラットフォーム「Circular Yokohama」、東京都における循環経済特化型創業支援プログラム「Circular Startup Tokyo」を展開するほか、企業・自治体・教育機関との連携によりサステナビリティ・循環経済推進に従事。埼玉県・サーキュラーエコノミー推進分科会アドバイザー、愛知県蒲郡市・サーキュラーシティ蒲郡アドバイザーなどを務める。2023年4月にB Corp認証を取得。ニッコー株式会社・社外取締役。大学院大学至善館 Circular Futures Design Center センター長・特命准教授。慶應大学SFC研究所員。東京大学教育学部卒。

有福 英幸(株式会社フューチャーセッションズ 代表取締役社長)

大手広告会社にて、企業のブランディングやデジタルコミュニケーションに従事。デジタルクリエイティブの新しい表現に挑戦し、カンヌなど国内外の広告賞を多数受賞。またサステナブルな社会を目指すwebマガジン「ジアスニュース」を発刊、編集長として運営を手掛ける。ソーシャルイシュー、メディアの知見を活かし、より社会的なインパクトを創出すべく、2012年にフューチャーセッションズを立ち上げ、社会イノベーションの共創を促進。関心領域は、エネルギー、食。

▶︎お申し込みはこちら:https://202512-cds.peatix.com