Sponsored by 三井化学株式会社
EU域内における包装全般の廃棄物の削減・再利用・リサイクルの取り組み強化を目的に、2024年11月に欧州で採択され、2025年2月に発効、2026年8月より順次適用が開始される「PPWR(Packaging and Packaging Waste Regulation:包装・包装廃棄物規則)」。
このPPWRは、エコデザイン規則と並び、欧州のグリーン・ディールを推進し、循環経済を実現するための重要な施策の1つに位置づけられています。本規則では、2030年にはすべての包装材をリサイクル可能にすることを義務づけ、再生材の含有比率が個別に設定されます。さらに2035年以降は再生材の利用率向上や使い捨て包装の禁止など、より厳格な要件を順次導入する計画が立てられており、包装関連市場だけでなく人々の暮らしも大きく変化していくことが予想されます。
※PPWRに関して詳しくはこちらの記事をご覧ください。
またPPWRはEU加盟国だけでなく、EU市場に製品を供給するすべての企業に影響を与えるため、日本企業も同規則に的確に対応していく必要があります。
そこで、本セミナーでは、慶應義塾大学研究所 上席所員の宮川英樹氏をお招きし、PPWRの枠組みや概要を解説いただくとともに、ハーチ欧州チームからは、欧州現地で見られる生活者や企業の最新動向をお伝えし、PPWR施行に伴い関連市場と人々の暮らしがどのように変わっていくのか考察します。さらに、プラスチックを中心とした素材・製品分野への影響や、日本企業が今後とるべきアクションについても、議論を深める予定です。包装の未来とサーキュラービジネスの展開に大きな影響を与える「PPWR」。その本質を理解し、循環経済の潮流にどう向き合うかを考える本セミナーへの、多くの皆様のご参加をお待ちしております。
※ 本イベントでは、前回のCircular Xで開催したイベント「PPWR規制(EU包装・包装廃棄物規則)の先にある、サーキュラービジネスの未来を構想する~オンラインイベントCircular X〜」で共有した制度全体の理解を踏まえ、企業の実装プロセス・生活者の行動変化・素材転換のリアルなどにフォーカスします。

開催概要
日時:2025年12月18日(木)16:20~18:00(16:10開場)
会場:オンライン(Zoomウェビナー)
参加費:無料
主催:三井化学株式会社、株式会社メンバーズ、ハーチ株式会社
お申込み:https://ppwr-eu.peatix.com
※申込情報は主催企業間(三井化学株式会社、ハーチ株式会社、株式会社メンバーズ)で共有させていただく場合がございます。
アジェンダ(予定)
- オープニング(メンバーズ)
- PPWRおよびエコデザインの概要
登壇者:慶應義塾大学研究所 上席所員 宮川 英樹 氏(ヴェオリア) - PPWR施行によるプラスチック包材への影響
登壇者:三井化学株式会 グリーンケミカル事業推進室 室長付 池永 裕一氏 - 現地から見た影響や変化:欧州生活者の視点から
登壇者:ハーチ欧州 富山 恵梨香 氏/伊藤 恵 氏 - クロストーク:欧州の変化から日本企業が学ぶこと
登壇者:宮川 英樹 氏、富山 恵梨香 氏、伊藤 恵 氏、池永 裕一氏、萩谷 衞厚 氏 - 質疑応答
- クロージング(メンバーズ)
このような方におすすめ
- PPWRやエコデザイン関連の最新動向を把握したい企業の方
- 欧州市場の環境規制・生活者ニーズの変化を事業戦略に反映したい方
- 素材・パッケージ分野の企画、開発、マーケティング担当者
- サステナビリティや循環型経営を推進する責任者・担当者
登壇者プロフィール
宮川 英樹 氏 (慶應義塾大学研究所 上席所員)
ヴェオリア・ジェネッツ株式会社のリサイクル事業部にて、サーキュラーエコノミー事業開発を牽引。長崎大学などで非常勤講師や研究員も兼務し、環境・廃棄物政策、マテリアルフロー分析、再生樹脂販売に関する深い知識を持つ専門家。サニックス、レノバでの経験を経て現職に至り、廃棄物処理施設管理技術者の資格も保有。アップサイクルをモットーに、環境コンサルティングやリサイクル事業にも貢献。
富山 恵梨香(ハーチ欧州 IDEAS FOR GOOD共同編集長)
ハーチ欧州フランス支部。パリ在住。2018年ハーチ株式会社に入社、IDEAS FOR GOODで国内外の社会的企業への取材や記事の企画などを行う。IDEAS FOR GOOD Business Design Labでは、展示や国内向け記事広告を担当。ハーチ欧州では、国際会議への参加やリサーチやイベント、教育事業などに取り組む。関心テーマは、ウェルビーイングを実現する新しい経済のあり方。
伊藤 恵(ハーチ欧州 責任者)
ハーチ欧州英国支部。ロンドン在住。一橋大学社会学研究科修了。
学生時代は東京・シンガポール・香港などアジアのグローバルシティの公共空間・緑化空間について研究し、その後オフィスのインテリアデザインを手掛ける企業にてプロジェクトマネジメントに携わる。現在はIDEAS FOR GOODでのライティング・編集ほか、欧州現地でのリサーチ・プロダクト制作に取り組む。
池永 裕一 氏 (三井化学株式会社 グリーンケミカル事業推進室 室長付)
東京工業大学大学院理工学研究科修士課程を修了。2003年に三井化学に入社し、固体触媒を用いた化学反応プロセスの研究開発に従事。2013年から4年間シンガポール子会社に出向した後、新事業開発や戦略企画を担当。2022年よりグリーンケミカル事業推進室にて、当社のバイオマス・リサイクルの取り組みを推進している。
萩谷 衞厚 氏 (株式会社 メンバーズ CSV本部 サーキュラーDXカンパニー、Social Good Company編集長、アースデイジャパンネットワーク共同代表)
新卒入社の外資系コンピューター会社を経て、コンサルティングファームでは、CRMコンサルティングと併せて、環境映像Webメディア運営を通して多くの環境に関わる政府広報を担当。2015年5月より、株式会社 メンバーズに在籍。クライアント企業と共に、気候変動を中心とした社会課題解決型のマーケティングやコミュニケーションを推進。
▶️お申し込みはこちら:https://ppwr-eu.peatix.com





