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5G(第5世代移動通信システム)とは・意味

5G(第5世代移動通信システム)とは?

4G(LTE)に代わる、次世代の通信技術のこと。5Gは5th Generationの略。3Gや4Gより高速化、大容量化が進んだものであるが、それだけでなく、IoTの普及に不可欠なインフラ技術としての役割が大きい。

2019年4月にアメリカと韓国が5Gのサービスを開始し、2019年8月に中国市場で初めて5Gスマホが売り出された。日本では2020年春に、NTTドコモ、 KDDI 、ソフトバンクといった主要キャリアが5Gの正式なサービスを開始する予定だ。

5Gの特徴

5Gと4Gは何が違うのだろうか。5Gに求められる要件としては、以下が挙げられる。

  • 高速、大容量通信:2010年と比べて1000倍に増加すると予想されているトラフィック量への対応。これらの大容量コンテンツを処理するため、10Gbps以上の速度を達成すること
  • 多数同時接続:IoT通信のような物対物の通信の増加に対応できるよう、現状の100倍以上の端末接続をサポートすること
  • 超低遅延、超高信頼性:無線区間においては1ミリ秒以下の伝送遅延。99.999パーセントの高信頼性。(ただしこれを常にどこでも実現するのは、ネットワーク構築費用的に見て非現実的だとされている)

5Gを実現する技術

5Gの実現に向けた無線およびネットワーク技術が数多く挙げられているが、特に注目を集めているものとして以下が挙げられる。

  • 高周波数帯の活用:これまで携帯電話や様々な無線で利用されていなかった、20GHz以上の高周波数帯域を利用することが検討されている
  • 超多素子アンテナ技術:「MIMO」と呼ばれる超多素子アンテナ技術を用いて、効率よく通信を実施する。この技術はすでに4Gで使用されているが、5Gに向けてさらなる高速・大容量化を図ることを目指している

5Gが実現する未来

総務省の「5G利活用分野の考え方」では、5Gの利活用分野として観光、交通、フィットネスなど12分野が挙げられている。以下に、5Gが社会に与える影響について例を挙げる。

  • 医療分野:高精細な映像伝送が可能になることで、遠隔地からの手術が可能に。医療の均質化が実現する
  • 農業分野:ドローンや無人農機を5Gで制御することで、人手が少なくても農業が可能に。生育状態、気候、市場状況などの情報も統合できる
  • 決済分野:電子決済が普及し、店員が対応しなくても支払いが可能に。スマホがキャッシュカードなどの役割を果たし、カードレスやペーパーレスにつながる

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(※こちらの記事は、IDEAS FOR GOODの用語集「5G(第5世代移動通信システム)」を転載しております。)