ベルギーに本拠を置くNGOの欧州環境局(EEB)はこのほど、同じくベルギーに本拠を置く環境NGOであるFriends of the Earth Europeと共同で作成した調査報告書「Green mining is a myth:The case for cutting EU resource consumption」を発表した。このなかで、欧州グリーンディール下の計画は採鉱を拡大するものであり、採鉱事業による環境や人体への悪影響を防ぐために、計画の破棄と資源消費を大幅に制限する必要性をEUに強く訴えている。
同調査報告書は、EUにおける資源消費とその需要に対応するために実施される資源採鉱は、限りある世界資源に対して「危険」ともいえる量に到達しており、この状況が継続されれば「深刻な事態」を招くと警告している。
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藤原 ゆかり
欧州在住フリーライター/リサーチャー。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。専門分野:EU環境政策・規制。イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。趣味は旅行と油絵。