オランダのロッテルダム市は5月22日、サーキュラーセンター「De HER」を正式に開設した。この施設は、市民が併設の環境パークに持ち込んだ物を原料に、事業者が新しい製品を製造する拠点だ。4月1日から稼働している環境公園と合わせ、ロッテルダム市の新たな原料センターが完成した。
De HERの最大の特徴は、建物自体が循環性を体現している点だ。建物の建築質量の70%以上が再利用された材料で構成されている。階段やトイレのドア、床から天井に至るまで、さまざまな場所から集められた中古の建材が活用された。隣接する環境パークに至っては、建築質量の95%以上が再利用材で建設されている。

この記事は、Circular Economy Hub 会員専用記事となります。
会員種別と特典

Previous
蘭ロッテルダム市、循環型建設を推進する新拠点「De HER」を開設。住民持参原料のリサイクルと知識共有を促進
Circular Economy Hub Editorial Team
Circular Economy Hub 編集部です。国内外のサーキュラーエコノミーに関する最新ニュースから法規制動向、大企業やスタートアップ企業の取り組みなどを幅広くリサーチし、ニュースとしてお届けしています。