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ヴェオリアと住友化学、マテリアルリサイクル残渣をケミカルリサイクルで基礎化学品に。環境省モデル事業に参画

ヴェオリア・ジェネッツ株式会社と住友化学株式会社は2026年10月28日、環境省の「令和8年度プラスチックの資源循環等に係るモデル事業」への参画が決定したと発表した。両社はマテリアルリサイクルとケミカルリサイクルを組み合わせることで、プラスチック製容器包装(以下、容リプラ)の再商品化における資源利用率と、化学品への転換率の向上を目指す。

これまで、容器包装リサイクル法に基づいて分別収集された容リプラは、再商品化事業者が引き取った後、マテリアルリサイクルかケミカルリサイクルのいずれか一方の手法で再商品化されてきた。令和9年度からは、容器包装リサイクルのジョイントグループ登録制度により、マテリアルリサイクル事業者とケミカルリサイクル事業者がジョイントグループを形成し、異なる再商品化手法を組み合わせることが可能になる。本モデル事業は、この制度の活用促進を目的としたものだ。

容リプラには、材質の違いや汚れ、複合素材などの理由から有効利用が難しいものも含まれ、従来のマテリアルリサイクルによる再商品化は約5割にとどまっていた。本モデル事業では、マテリアルリサイクルの工程で生じる残渣由来の廃プラスチックをケミカルリサイクルで再商品化することで、容リプラの資源利用率を約8割に高めることが期待されている。また、これまで主に熱回収用途に使われてきたこの残渣を、化石由来のバージン品と同等品質の化学品へ再生し、化学品原料としての用途を広げることも期待されている。

役割分担として、ヴェオリアは廃棄物管理・選別・再資源化の知見を生かし、マテリアルリサイクルに適した資源の有効利用を進めるとともに、マテリアルリサイクルが難しいプラスチックをケミカルリサイクルへつなぐ選別・供給スキームを検討する。住友化学は、ヴェオリアがケミカルリサイクル用に選別・供給するプラスチックから得られる熱分解油を原料に、開発中の独自触媒を用いてエチレンやプロピレンなどの基礎化学品へ高効率で転換するケミカルリサイクル技術の活用に取り組む。

ヴェオリアと住友化学は、本モデル事業での検討・検証の成果を生かし、自治体や再商品化事業者、製品メーカー、需要家など多様な関係者との連携を深めながら、資源循環スキームとケミカルリサイクル技術の社会実装につなげていくとしている。

【プレスリリース】ヴェオリアと住友化学、環境省「令和8年度プラスチックの資源循環等に係るモデル事業」への参画が決定(ヴェオリア)
【プレスリリース】ヴェオリアと住友化学、環境省「令和8年度プラスチックの資源循環等に係るモデル事業」への参画が決定(住友化学)
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Circular Economy Hub Editorial Team

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Circular Economy Hub 編集部です。国内外のサーキュラーエコノミーに関する最新ニュースから法規制動向、大企業やスタートアップ企業の取り組みなどを幅広くリサーチし、ニュースとしてお届けしています。

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