株式会社アクポニは、循環型農業「アクアポニックス」を都市の食環境に取り入れる取り組みとして、法人向け社食配送サービス「AQUAMO salad OFFICE DELIVERY」を3月2日より東京・虎ノ門で開始した。同日、アクアポニックス野菜を使用したサラダボウル専門店「AQUAMO salad(アクアモ サラダ)」もグランドオープンした。

同店は、生産から消費までを都市部でつなぐファームトゥーテーブル型の拠点として位置付けられる。農園で生産されたアクアポニックス野菜を店舗で提供するほか、周辺オフィスへの配送サービスも展開し、半径4km圏内で持続可能な食の循環モデルの構築を目指す。

アクアポニックスは、水耕栽培と水産養殖を組み合わせた循環型農業で、魚・植物・微生物の働きにより水と栄養を循環させる仕組みを持つ。無農薬・無化学肥料での栽培が可能で、土耕農法と比べて同面積あたりの収量は約7倍、使用水量は約80%削減できるとされる。資源効率に優れた持続可能な循環型農業モデルとして注目されている。

アクアポニックスの循環の仕組み(図:株式会社アクポニ)

今回開始した「AQUAMO salad OFFICE DELIVERY」は、企業の健康経営を支援する法人向けの社食配送サービス。アクアポニックス農園の野菜を使用したサラダボウルをオフィスへ定期配送する仕組みで、週替わりメニューをWebで注文できる。配送エリアは店舗から半径4km圏内に限定し、移動距離を抑えることでフードマイレージの削減にも配慮した。

同サービスは福利厚生として食事補助制度の活用も可能で、一定の条件を満たすことで福利厚生費として計上できる。企業は税務上のメリットを活かしながら健康施策を推進でき、社員も自己負担を抑えて利用できるほか、月次データを一括提供することで経理処理の簡素化にも対応する。

サラダボウルは1食で8種類以上の野菜を摂取できる構成で、低糖質かつ栄養バランスに配慮したメニューが特徴。清らかな水で育てたサーモンを使用したシグネチャーサラダでは、アクアポニックス産のレタスやベビーリーフ、レッドキャベツスプラウトをベースに、トマトや赤キャベツ、千切りじゃがいもなどを組み合わせ、自家製ドレッシングで仕上げる。このほか、全10種類のサラダボウルに加え、パン、スープ、ドリンクなども提供。ドレッシングは6種類から選択できる。

アクポニは、都市部における生産と消費をつなぐ食インフラとして、循環型農業を活用した食の循環モデルの展開を進めていく方針だ。

【プレスリリース】AQUAMO salad、健康経営を支援する社食配送サービス「OFFICE DELIVERY」を開始

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