2020年、スターバックスは、有効資源を生み出す「リソース・ポジティブ」な未来をつくることを約束し、炭素・水・廃棄物のフットプリントを半分に削減するという環境目標を公式に掲げている。この目標に対する進展として同社は、カーボンニュートラルに向けたコーヒー作りに取り組み、コーヒー加工における水の使用量を2030年までに50%削減するという目標を設定した。
スターバックスは、コーヒーを含むビジネスのあらゆる側面で、資源を有効活用し、地球に与える影響を減らし、より多くを提供するという目標を持っている。同社は、世界30か国、40万人を超えるコーヒー農家からコーヒーを購入し、コーヒーの持続可能な未来に取り組んでいる。
同社のグローバルコーヒー・ティー・ココア部門の上級副社長であるMichelle Burns氏は次のように述べている。「スターバックス創立50周年を記念するにあたり、私たちは未来を見つめなおし、人間の精神を刺激し、育み続けていきます。農家と彼らのコミュニティでは、気候変動の影響で良質なコーヒーを生産することがますます難しくなっており、課題解決に向けた協力が重要です。二酸化炭素の排出量を削減し、水を節約することで、農家の生産性を向上させると同時に、より良い地球に貢献し持続可能な方法でコーヒーを顧客に提供することを実現します」
持続可能なコーヒーの実現に向けて
コーヒーに特化した環境目標の設定は、C.A.F.E. (coffee and farmer equity : コーヒーと農家の公正) 活動のひとつであり、このプログラムに参加している農家の生産性は国の平均よりも高い。これは、スターバックスが長期にわたって高品質のコーヒーを供給し、コーヒー農家とそのコミュニティにプラスの影響を与えることにつながってきた。
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