フィンランドのアパレルブランドマリメッコと、持続可能な繊維素材を製造するスピンノバは、責任ある木材由来のSPINNOVA®繊維を使用して作る史上初のカプセルコレクション(*)を発表した。本コレクションで発表された製品の製造には、スピンノバの革新的な技術と、マリメッコの版画技術とが組み合わせて使用されている。
本コレクションでは、デニムのような素材を使用した、オーバーシャツ、パンツ、トートバッグが提供される。素材の内訳は、SPINNOVA®ファイバーが約20%、残りは綿で、その約70%がオーガニックコットンとなっている。
マリメッコのコットン製品は、Better Cotton Initiativeへの投資を支援しており、環境を保護および回復しながら、コットン業界の存続と繁栄に貢献する。 また、SPINNOVA®繊維の製造工程では、従来の綿繊維と比較して約99.9%水の消費量を抑え、繊維の製造に有害な化学物質を一切使用していないとしている。
両社は2017年以来、SPINNOVA® で作られた新しい繊維の試作・開発・商品化で協業を続けている。
(*)カプセルコレクションとは、ファッションブランドが定期的に展開しているコレクションとは別に、デザイナーやアーティストなどとのコラボレーションにより展開する、期間や数量を限定した小規模なコレクションのこと。
【プレスリリース】SPINNOVA X MARIMEKKO Rewriting the future
(冒頭の画像はスピンノバ公式サイトより)
和田 麻美子
フランス留学中、モードの国と呼ばれる国の人達が、持ち物を長く大切に使い多くの買い物をしないことを知り、日本(特に東京)では常に新しいモノを求める暮らし方になっていたことに気づく。 趣味のハイキングを通じ、極力ごみを出さないように暮らすことや、豊かな自然を次世代につなぐことを意識するようになり、Own less, waste less, enjoy more を心がける日々。