〜オランダ最大規模のデザインの祭典が、今年もオランダ・アイントホーフェンで開催!現地の情報を編集部員がいち早くお届けします〜

ヨーロッパをはじめ世界各地で取り組みが進むサーキュラーエコノミー。資源を循環させるための新しいサービスや商品を生み出そうとするとき、一番の鍵になるのがその「デザイン」です。なぜなら、そのものの生み出す環境負荷の80%を決めるのはデザインだと言われているためです。

このように、サーキュラーエコノミーに関しても大きな重要性占めるデザイン。ヨーロッパでは各地で、新しい・より良いシステムやプロダクトの形を模索する「デザインフェスティバル」が開催されています。今回は数多くあるデザインの祭典の中でも、まちを丸ごと使った大規模のイベントであるDutch Design Week(ダッチ・デザイン・ウィーク)をご紹介します。

Image via Dutch Design Week

2023年10月21〜29日の9日間にわたって開催されているDutch Design Week。毎年オランダで開催されるこのイベントでは、アイントホーフェンという都市の各所で数百の展示が開かれ、革新的なデザインやコンセプトを展示します。参加者は新進のデザイナーから業界のベテランまで多岐にわたり、最新のデザイントレンドや未来の方向性を探ることができます。Dutch Design Weekは北ヨーロッパ最大規模のデザインの祭典でもあり、デザインの価値や役割を広めるためのプラットフォームとして、国際的な注目を集めているのが特徴です。

今回はそんなイベントにハーチ欧州のメンバーが潜入し、多岐に渡るテーマの中から、特に「サーキュラーデザイン」「ソーシャルデザイン」に注目して、環境や社会を良くするアイデアの最新動向を追ってきました。これからの世の中をより良くしていくデザインとは、はたしてどんなものなのか──模索が続く現地の情報をいち早くお届けいたします!

イベント内容

はじめに

「サーキュラーデザイン」「ソーシャルデザイン」がなぜいま注目されるのか?ヨーロッパを拠点に情報を集める編集部からインプットをさせていただきます。

Dutch Design Week報告

  • 磁器廃材でできた何度でも再生できる100%リサイクルレンガ
  • 使うのは水だけ。先人の知恵を生かした電気を使わない冷蔵庫
  • 将来ガソリンスタンドは要らなくなる?跡地に未来の都市農園を作るプロジェクト
  • 本当に心地よいベッドルームに必要なものは?幸せを再定義する「夢の家」
  • タンスで服を作る。長いサプライチェーンをぎゅっと短くする、リジェネレーション・ファッション
  • 廃棄される卵の殻を使った照明「Eggbox lamp」
  • プラスチックから作られた「罪な」アイスクリーム

※ご紹介する内容は、変更になる可能性がございます。

イベント概要

  • 開催日時:2023年11月7日(火) 19:00〜20:00(Zoomオープン18:50)
  • 主催:ハーチ株式会社
  • 一般チケット:3,000円(学生チケット:2,000円)
  • 定員:50名(先着順)
  • 参加方法:イベント当日までに、配信URLをメールにてお送りします。(イベント終了後は、参加者の方へアーカイブ動画もお送りします。)
  • お申し込み:Peatixイベントページよりお申し込みください

タイムテーブル

18:50 Zoomオープン
19:00 主催団体の紹介
19:05 はじめに
19:10 Dutch Design Week報告
19:45 質疑応答
19:55 お知らせ・アンケートなど
20:00 終了

こんな方におすすめ

  • 欧州都市のサーキュラーエコノミー動向に関心のある方
  • 欧州現地に根付くプロダクト・サービスデザインに興味のある方
  • デザインに関わる仕事をされている方
  • 日本国内外でサーキュラーエコノミー・ソーシャルデザインに関わっている方
  • イギリス・オランダ現地を旅している感覚を味わいたい方
  • いつもIDEAS FOR GOODやCircular Economy Hubの記事を読んでくださっている方

スピーカー

西崎こずえ(Dutch Design Week報告)

ハーチ欧州/Circular Economy Hub編集部 オランダ在住。高校からオーストラリアに居住し首都キャンベラ大学で観光経営学を専攻。卒業後マーケティング・PR・CSRコンサルタントとして国内外のブランドを支援。2020年1月よりオランダ・アムステルダムに拠点を移しサーキュラーエコノミーに特化した取材・情報発信・ビジネスマッチメイキング・企業向け研修プログラムなどを手掛ける。

伊藤恵(モデレーター)

ハーチ欧州英国支部。ロンドン在住。一橋大学社会学研究科修了。学生時代は東京・シンガポール・香港などアジアのグローバルシティの公共空間・緑化空間について研究し、その後オフィスのインテリアデザインを手掛ける企業にてプロジェクトマネジメントに携わる。現在はIDEAS FOR GOODでのライティング・編集ほか、欧州現地でのリサーチ・プロダクト制作に取り組む。

▶︎Peatixイベントページよりお申し込みください

※本記事は、ハーチ株式会社が運営する「IDEAS FOR GOOD」からの転載記事となります。