ハーチ株式会社が運営するIDEAS FOR GOODでは、創造的なアイデアやコミュニケーション、ビジネスモデルの創出を通じて気候危機に立ち向かうプロジェクト「Climate Creative」を株式会社メンバーズとともに実施しています。 Climate Creative Cafeでは、連続イベントで気候危機に関する課題解決に向けて、さまざまな業界や組織・立場における1人1人のクリエイティブなアプローチに着目し、参加者の皆さんと共に実際のアクションへとつなげていきます。(1回目:「ワクワクが未来を変える。気候危機にクリエイティブに立ち向かうアイデア最前線」)

2回目となる今回のテーマは「CO2排出とコミュニケーション」。
排出したCO2排出量を可視化してレシートに印字したり、環境配慮のスコアを評価して生活用品のラベルに記載したりといった取り組みが欧州を中心に広がっています。Googleの調査によると、買い物客の66%がよりサステナブルなブランドを探しており、55%が持続可能なブランドに追加で支払うつもりがあるといいます。

一方で、製品やサービスの環境負荷について信頼性・透明性を確保しながらユーザーフレンドリーに分かりやすく伝えることはとても困難です。また、この情報発信によってどれだけの人が興味を持ち、購買行動を変えていけるのか、成果を測りにくいことも検討の難しさに拍車をかけています。CO2排出量表示に関して、どのようなクリエイティブなコミュニケーションが生活者の購買行動を変えるのでしょうか。

本イベントでは、ハーチ株式会社の欧州在住チームが見る、CO2排出量表示に関わる欧州の取り組みや実際の受け止められ方や、株式会社メンバーズによるCSVサーベイ、そして一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO:さんぽ)が実施した、環境ラベルの伝わるデザインに関する実験結果をもとに、CO2排出量表示に関する生活者とのクリエイティブなコミュニケーションのあり方を考えていきます。

当日の流れ

19:00~ オープニング
19:10~ 第1部:CO2排出量表示、トレーサビリティ表示、エコ認証……海外の先進事例を紹介
-環境配慮型商品のマーケティング課題とは?
-欧州在住者による事例紹介(生活者の意識と行動変容)
19:30~ 第2部:CO2排出量表示は、購買行動をどのように変えていけるのか?
-LCAの紹介及び身近な食事のCO2排出量と基準を考える
-環境ラベルを通じた実験と結果
20:10~ 第3部:環境ラベルの実験結果から新しいコミュニケーションのあり方を考える ※クロストーク
20:40~ クロージング+参加者ネットワーキング

こんな方におすすめ

  • 気候変動問題の解決に関心のある方
  • 社会課題解決に取り組むNPO/NGOの方
  • 企業のESG・SDGs・サステナビリティご担当者
  • 企業のマーケティング・広告・PRのご担当者
  • デザイナーやエンジニアの方
  • その他、興味がある方どなたでも

イベント概要

開催日時:2023年2月16日(木) 19:00〜21:00(※Zoomオープン 18:50)
開催場所:オンライン
参加費用:無料
参加方法:Zoom※レコーディング致します。弊社が運営するコミュニティで公開します
主催:IDEAS FOR GOOD
お申込み:Peatixイベントページよりお申し込みください

登壇者紹介(敬称略)

鶴田 祥一郎(一般社団法人サステナブル経営推進機構 コンサルティング事業部長/武蔵野大学兼任講師)

2007年社団法人産業環境管理協会に入社。ISO14001の審査員評価登録制度、ISOに準拠したエコリーフ(EPD)やカーボンフットプリント制度の構築・運用、LCAのコンサルティング業務に従事。2015~2016年度に環境省地球温暖化対策課に出向し、技術開発実証業務等に従事。2019年に一般社団法人サステナブル経営推進機構の設立により、転籍。現職ではLCAを中心としたコンサルティング業務に従事

倉地 栄子(株式会社メンバーズ)

カナダ政府局(NPO)で難民・移民保護支援活動を経て、メンバーズに入社。Web運用、構築、設計、改善など幅広く従事。 現在は、社会課題解決型のマーケティングやコミュニケーションのプロジェクトを推進。 関心テーマは気候変動・森林と農業・地方創生。趣味は、スノーボード、サーフィン、畑など自然と戯れる遊びが好きです。

我有 才怜(株式会社メンバーズ)

2017年にメンバーズ新卒入社。社会課題解決型マーケティングを推進するほか、幸福度ランキング上位国デンマークのデザインコンサル会社Bespokeとともに「Futures Design」というメソッドの日本展開に従事。また、社内のクリエイターとともにサステナブルWebデザインLab.を運営。気候変動への危機感や市民運動への興味から国際環境NGOでも活動中。

伊藤恵(ハーチ株式会社)

ハーチ欧州英国支部。一橋大学社会学研究科修了。現在はIDEAS FOR GOODでの執筆・編集ほか、Business Design Labでは展示・リサーチ・イベントなどの案件に取り組む。ハーチ欧州ではリサーチ・イベントなどのプロジェクトを推進。

 

Climate Creative(クライメイト・クリエイティブ)とは?

Climate Creative は、一人一人が持つクリエイティビティ(創造力)を信じ、創造的なアイデアやコミュニケーション、ビジネスモデルの創出を通じて気候危機に立ち向かう、IDEAS FOR GOODと株式会社メンバーズによる共創型プロジェクトです。「創造力で、気候危機に立ち向かう」をコンセプトに、気候危機とクリエイティビティをテーマとするイベントやアイデア創出ワークショップ、人材育成プロジェクトなどを展開していきます。

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※本記事は、ハーチ株式会社が運営する「IDEAS FOR GOOD」からの転載記事となります。