グローバルポーターズ株式会社は1月8日、野球グローブの買取・再生・リメイクに特化した「野球グローブ再生工房Re-Birth」を東京都大田区蒲田にオープンしたことを発表した。2020年2月からオンラインで展開してきたRe-Birthの野球グローブ循環型サービスを実店舗で開始し、今後は全国展開を目指して、新しい野球文化の構築とプレイヤー増加に貢献していく意向だ。

近年、野球人口は減少傾向にあるが、同社によると野球連盟などの登録者および未登録の草野球プレイヤーは現在約500万人存在し、毎年約100万個のグローブが流通している。多数のグローブは上質な天然皮革でつくられているが、使用後に廃棄されることが多い。また、原材料費や生産国の人件費高騰に伴い、グローブの販売価格が年々上昇していることでプレイヤーの経済負担が高まり、野球を続けることが難しくなってきていることも野球産業として対策を取るべき課題であると、同社はみている。

こういった状況において、同社は、使用済みもしくは休眠中のグローブを廃棄される前に回収して、高度な加工技術で高品質かつ低価格のグローブに再生し、未来のプレイヤーにつないでいきたいと考える。上質なグローブの寿命を伸ばす修理サービスを通じて、サーキュラーエコノミーを野球産業の新しい文化として構築していくことで、野球人口の増加、およびサステナブルな野球界の実現とSDGsの達成に貢献していきたいとしている。


野球グローブの循環が生み出す未来(出典:グローバルポーターズ)

野球グローブ再生工房Re-Birthでは、以下のサービスを提供する。

グローブ修理

グローブ再生技術で、破れや補強などの修理全般、平裏・指袋(グローブの裏革)の総交換やオーバーホールを行い、グローブの寿命を伸ばす


グローブ修理・加工の一例(出典:グローバルポーターズ)

野球グローブをインテリアに変える思い出リメイク

プレイヤーをはじめ、家族の青春や思い出がたくさん詰まっている、大切に使ってきたグローブを好みの場所に長期間飾れるように、独自の技術で加工する


インテリアとして思い出に残すグローブリメイク(出典:グローバルポーターズ)

グローブから革小物へのリメイク

グローブと同じ革・縫い糸を使用して、グローブ再生職人が手作業で革小物にリメイクする。新品のグローブ革もしくは使用済みグローブの両方を使用できる


グローブ革を使った小物にリメイク(出典:グローバルポーターズ)

1月7日から2月28日まで、開店キャンペーンとしてグローブ買取査定無料サービスや割引キャンペーンなどを同店舗で実施している。

【プレスリリース】【NEW TYPEの野球専門店】野球グローブを通じたサーキュラーエコノミーを展開するRe-Birthが東京・蒲田に「野球グローブ再生工房Re-Birth」をオープン!
【参照サイト】Re-Birth