目次
- ■サーキュラーエコノミーの動向
- ・豊富な森林資源
- ・EPR(拡大生産者責任)に重点をおいた政策
- ・2030年までにプラスチック廃棄ゼロを目指す
- ■サーキュラーエコノミー推進組織・機関
- ■先進的な企業、自治体の事例
- ・ 企業
- ・CCI Bioenergy
- ・Facedrive
- ・Second Harvest
- ・Compugen Finance
- ・Li-Cycle
- ・Optel Group
- ・パイロウェーブ
- ・Celestica
- ・自治体
- ・ケベック市
- ・トロント市(オンタリオ州)
- ・バンフ市(アルバータ州)
- ・バンクーバー(ブリティッシュコロンビア州)
- ・サリー市(ブリティッシュコロンビア州)
- ・ 企業
- ■カナダ関連記事
1) サーキュラーエコノミーの動向
ロシアに次ぐ世界第2位の面積(日本の約27倍)を持つ国土に、石油・天然ガス・石炭・ウラン・水力資源などを豊富に有し、IMF(国際通貨基金)によると、カナダの保有する自然資源の価値は世界第3位を誇る。
豊富な森林資源
カナダの国土の約半分は森林が占め、総面積は約4億200万ha、日本の国土の11倍に相当し、世界の森林面積の約10%を占める。約9万3,000種の動植物や微生物が生息し、生物多様性に富んでいる。
カナダの森林の94%は公有林で、政府が管理をしている。森林を取り巻くバイオ経済にはサーキュラーエコノミーの原則を適応し、資源がカスケードして循環する仕組みが作られ、そこで発生する利益によってさらなるバイオプラスチックやバイオ燃料、グリーンケミカルなどの高付加価値製品を開発・製造するなど、気候変動問題への対処を行っている。

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