経済産業省は9月16日、2025年大阪・関西万博で実施する体験型催事「サーキュラーエコノミー研究所」のステージおよびワークショップコンテンツ詳細を発表した。本催事は、日本のサーキュラーエコノミー(循環経済)の先進的な取り組みや技術を発信し、認知拡大と資源循環につながる行動を促すことを目的としている。2025年9月23日から9月29日までの7日間限定で、大阪・関西万博EXPOメッセ屋内展示場「WASSE」南ホールで開催される予定だ。
「サーキュラーエコノミー研究所」では、体験を通じて循環経済を学べる合計29のコンテンツが提供される。これらのコンテンツは、来場者が循環経済への理解を深め、日々の生活で実践できることを目指している。
ビジネス向けのパネルディスカッションでは、国内外の先進企業が循環経済実現に向けた課題やその克服方法、今後の展望について議論する。これは、現在循環経済に取り組む企業や団体、また今後この分野に注力したいと考えている人々にとって、有益な示唆となるトークセッションとなる見込みだ。
その他にも、パソコンを分解してレアメタルを取り出す「パソコン大解剖教室」や、捨てられる衣類の残布をリペアして子供たちがランウェイを歩く「サーキュラー・キッズファッションショー」が開催される。さらに、元サッカー日本代表選手やスポーツ関係者による、使い捨てプラスチック削減などの環境配慮型スポーツ活動事例の紹介も予定されており、多岐にわたるコンテンツが来場者の関心を引くことが期待される。
また、ショートドキュメンタリー「リペアカフェ」の上映会も予定している。この作品は、オランダ・アムステルダムの市民による修理活動に密着したもので、修理文化を通じて循環経済について学ぶことができる。さらに、小学生に人気の「科学漫画サバイバル」シリーズとコラボレーションした、循環経済について学べるオリジナルの学習冊子も入場者に配布される予定だ。
【公式サイト】「科学漫画サバイバル」シリーズとコラボ!循環経済を楽しく学べる「サーキュラーエコノミー研究所」公式サイト
【関連サイト】サーキュラーエコノミーをわかりやすく、行動しやすくするサイト
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