愛知県蒲郡市は11月30日、サーキュラーシティを目指すことを表明した。南は三河湾、北の三方は緑の山々に囲まれ、南北に川が流れる自然豊かなまちとして、サーキュラーエコノミーへの移行に向けた取り組みが始まる。

同市はエレン・マッカーサー財団が提唱するサーキュラーエコノミー3原則「廃棄物・汚染などを出さない設計・デザイン」「製品や資源を使い続ける」「自然のシステムを再生する」に基づき、経済・環境・社会を統合的に成長させ、循環経済を作りだす地域イノベーションを起こすことを目指していくとしている。今後、サーキュラーエコノミーへの移行を通じて、誰もが身体的、社会的な健康と幸福(ウェルビーイング)を実感できるようなまちの実現を図る。事業者や市民と一体となって取り組みを進めていきたい考えだ。

蒲郡市は10年後の将来都市像を「豊かな自然 一人ひとりが輝き つながりあうまち ~君が愛する蒲郡~」と掲げており、同都市像を実現するツールとしてサーキュラーエコノミーが活用されていくことになるだろう。Circular Economy Hubでも今後の具体的な取り組みを注視していきたい。