エレクトロニクス業界の代表機関であるGlobal Electronics Association（GEA）は7月1日、エレクトロニクス業界の持続可能で循環的な進化を加速させることを目的とした「サーキュラリティ・リソース・ハブ」を立ち上げた。このハブは、最新の業界標準、ベストプラクティス、各種リソースを一元的に集約し、メーカーやサプライヤーに提供するものだ。
近年、エレクトロニクス業界では、EUなどが推進する「修理する権利」やエコデザインといった規制への対応、サプライチェーンの強靭化、そして企業収益の改善といった観点から、サーキュラリティへの圧力が世界的に高まっている。
今回開設されたハブでは、こうした課題に対応するため、設計者、メーカー、サプライヤー、そして企業の意思決定者向けに、サーキュラリティを大規模に展開するための統一された実用的な戦略を提供する。これにより、材料費や運用コストを削減し、企業の収益向上に直接貢献することを目指す。
