ブックオフグループホールディングス株式会社(以下、ブックオフグループ)の子会社であるブックオフコーポレーション株式会社(以下、ブックオフ)は、株式会社モノファクトリーと共同で新ブランド「REMARKET(リマーケット)」を立ち上げた。同ブランドは、脱炭素社会におけるモノとの関係性を提案し、不要品の使い方を創造して捨て方を設計することを目的とする。
3月5日、1号店となる「REMARKET」がブックオフ最大の売場面積を誇る「BOOKOFF SUPER BAZAAR(ブックオフスーパーバザー)17号前橋リリカ店」に開店した。
REMARKET店内イメージ(出典:ブックオフグループホールディングス株式会社)
ブックオフグループは、ブックオフでモノを売買する行動自体がモノの寿命を延ばし、捨てるモノを減らすという社会貢献につながっており、SDGsの目標12「つくる責任、つかう責任」の達成において非常に重要な役割を果たすとみている。
モノファクトリーは、リサイクル率99%を実現する株式会社ナカダイを関連会社に持ち、廃棄物の素材としての魅力と新しい使い方を創造し、法人顧客の資源循環構築のコンサルティングや商品化を手掛ける企業だ。今回、リユース店舗事業を展開するブックオフとモノファクトリーの知見・技術・商品を組み合わせることで、法人、個人を問わず地域全体の中古品の受け皿となり、これまで以上の商品の延命と新素材の価値を提案していくとしている。
「REMARKET」では、以下のような空間を提供する。
- 廃材を使ったデザイナー商品が並ぶUPCYCLE GALLERY(アップサイクルギャラリー)
- レトロなラジカセや電話機などをそろえたREUSE GALLERY(リユースギャラリー)
- 徹底して分別・解体した廃材を、新素材として購入できるMaterial Library™(マテリアルライブラリー®)
- 廃材を使ったワークショップなど、さまざまな体験ができるEVENT SPACE(イベントスペース)【3月のワークショップは、ドライバーなどの工具を使用してパソコンを解体する「パソコン解体」と、LANケーブルの被覆膜の端材をアイロンで融かしてコースターを作成する「LANケーブルコースター」を予定している。】
- 中古オフィス家具やアップサイクル商品、廃材を再利用したオフィス空間のデザイン・設計などの相談受付や提案を行うREMARKET COUNTER(リマーケットカウンター)
ワークショップ「パソコン解体」の様子(出典:ブックオフグループホールディングス株式会社)
コロナ禍における企業のオフィス空間のあり方の変化や在宅勤務を含めた働き方の多様化に加え、企業の地方移転などの加速も予想されることから、リマーケットカウンターは特に需要が見込まれる分野だとブックオフグループは考える。リマーケットカウンターでは、ブックオフとモノファクトリーの強みを生かした脱炭素社会にふさわしい環境配慮型のデザイン・設計を積極的に提案していくとしている。
BOOKOFF SUPER BAZAAR
BOOKOFF SUPER BAZAARは、さまざまなリユース品を取り扱う大型総合リユースショップ。ファミリー層を中心に多くの顧客が利用しているブックオフの成長戦略の主軸として展開する総合店舗である。
店舗概要
店舗名:BOOKOFF SUPER BAZAAR 17号前橋リリカ店
所在地:群馬県前橋市国領町2-14-1 前橋リリカ3F
営業時間:10:00~21:00
販売/買取取扱商品:本・CD・DVD・ゲーム、携帯電話・デジタル家電・家電、アパレル、ブランド品、ホビー、トレーディングカード、金・プラチナ、貴金属、スポーツ用品、楽器、食器・雑貨など
【プレスリリース】ブックオフがモノファクトリーとタッグを組み不要品の「使い方を創造し、捨て方をデザインする」新ブランド“REMARKET”を立ち上げ 2021年3月5日、ブックオフスーパーバザー 17号前橋リリカ店内に1号店を出店
【参照サイト】BOOKOFF SUPER BAZAAR 17号前橋リリカ店
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*冒頭の画像の出典は、ブックオフグループホールディングス株式会社