NECキャピタルソリューション株式会社とNECパーソナルコンピュータ株式会社は10月28日、NECキャピタルソリューションが手掛けるリース・レンタルアップPCを、NECパーソナルコンピュータがリフレッシュPCとして再生し、「メーカー保証付き再生PC」として販売を開始することを発表した。

リニアエコノミーからサーキュラーエコノミーへの転換が求められる中、NECはリサイクルとリユースを重視した取り組みを進めている。NECキャピタルソリューションのリース事業は、年間契約実行高の約70%をICT関連が占めるという。特に企業向けPCは5年程度の使用で入れ替えられるため、返却されたリースPCのリユース、リデュース、リサイクル（3R）に注力している。

またNECパーソナルコンピュータは、PCや関連機器の開発、生産、販売、保守、回収・リサイクルを手掛ける。2003年からはリフレッシュPCの販売を行い、再生PCのブランド確立に努めてきた。

新たに提供される「メーカー保証付き再生PC」は、NECの製造・診断・修理ノウハウを活用して再生されたもの。バッテリーは新品に交換される他、6ヶ月のメーカー保証が付与され、物損保証も含まれる。リース・レンタルアップ品を利用することで環境負荷軽減に貢献する。リフレッシュPCの活用は、シンクライアント端末や保守代替機、特定用途向け端末としての利用が想定されている。

NECキャピタルソリューションは、次世代循環型社会の実現を目指し、CSV経営（Creating Shared Value）を推進している。NECパーソナルコンピュータも、環境との調和を重視し、エコプロダクツの開発に取り組んでいる。

環境と成長の好循環を実現するサービス提供を目指し、CO2削減認証の取得やカーボンクレジットの付与など、今後もさらなる環境配慮を進めていく方針だ。

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