Circular Economy Hub がお届けするオンラインイベント「Circular X(サーキュラーエックス)」。2025年1月のテーマは、「食品廃棄物に新しい価値をもたらす、アップサイクルの可能性」です。
食品ロスが世界的課題となるなか、国内では食品リサイクル法で定められた減量や再生利用が事業者間で展開されてきました。2022年の食品ロス発生量は472万トンと、前年比51万トン減と改善されており、事業系食品ロスを中心に成果が出始めています。政府は、2030年度までに00年度比で6割減と現行から1割増やす目標を掲げる予定ともしています。
ここ最近、こういった取り組みをさらに発展させ、「エコノミー」の観点から食品廃棄物の価値化に取り組む事業者やビジネスが数多く誕生しています。食はその性質上、再使用やリペア・リマンといった方策を取ることができない代わりに、アップサイクルなど出口を見据えたより高い価値の創出が、サーキュラーエコノミーに資する戦略として重要視されています。
今回のCircular Xでは、食品廃棄の現状を確認しながら、食の高い価値を創出するビジネスに焦点をあてます。ゲスト登壇者として、蕎⻨の伝統に新たな視点をつなぎ、創造性と革新性を打ち出す活動を行う合同会社Tsunagi代表の桑岡翔吾氏と、アップサイクルデザインをテーマにするクリエイティブラボ株式会社スタジオオーアで、海藻と食品廃棄物由来のバイオプラスチックの研究開発・デザイン制作を行い、「Alter、捨てる以外の可能性」を探るプロジェクトAlterを推進する清水レイコ氏をお迎えします。
合同会社Tsunagiでは、従来は破棄されてきたふすま粉をアップサイクルして価値に変えた、アップサイクル蕎麦クラフト”tsunagi”をつくり、未利用資源を商品化。株式会社スタジオオーアは、蕎麦殻と海藻をアップサイクルした素材を使用し、tsunagi-beerの製品ラベルをデザイン制作しています。
スピーカー
桑岡 翔吾 氏:合同会社Tsunagi 代表
大手家電メーカーに入社後、シンガポールやミャンマーへの出向を経て、外資系メーカーへの転職を機に帰国。その後DX企業にて、金融や教育領域におけるDXビジネスを立ち上げ、またSX領域の新規事業開発に携わる。2023年11月28日(酔い〝にはち〟の日)に合同会社Tsunagiを設立するとともに、SNSでは「蕎麦屋de上機嫌」という名で、日本の蕎麦文化を発展させ続け、蕎麦の応援者を増やしていきたいという思いを持ち、活動中。https://tsunagi-beer.com/
清水レイコ 氏:株式会社スタジオオーア代表
長年海外で暮らした経験から、デザインを通して文化の交流や社会課題解決を目指すためにスタジオオーアを設立。「アップサイクルデザイン」に着目し、独自で海藻由来の素材を開発し、さまざまな企業と協働でプロダクトを開発。食品廃棄物をアップサイクルするプロジェクトAlterは、「サステイナブルx伝統工芸」をテーマに商品開発を行い、ギフトショーで受賞し、大阪万博での展示を控えている。 https://www.alter-designlab.com/
日時
2025年1月28日(火)19:00 – 20:30
内容
- 食品廃棄の現状、廃棄削減を目指す動向概要
- 食品廃棄物アップサイクルの考え方、ビジネス事例概要
- 食品廃棄のアップサイクルに取り組む企業の事例詳細
当日の流れ
19:00- オープニング・編集部より:食品廃棄の現状、食品アップサイクルの考え方や事例について全体動向解説
19:20- ゲストプレゼンテーション① 合同会社Tsunagi 代表 桑岡 翔吾 氏
19:40- ゲストプレゼンテーション② 株式会社スタジオオーア代表 清水レイコ 氏
20:00- ディスカッション・質疑応答
20:25- クロージング
20:30 終了
※上記時間は目安です。進行状況に応じて変更する場合がございます。
定員
30名(先着順)
対象者
- 飲食業界で廃棄食材の削減に取り組んでいる方、取り組みたいと考えている方
- 業界問わず、廃棄物の価値化について考えたい方
- 所属組織内でサーキュラーエコノミーを推進する立場にある方
- サーキュラーエコノミーに関する新事業を立ち上げたい方
- サーキュラーエコノミーに取り組む方々とのネットワークづくりをしたい
申し込み方法
こちらのPeatixページよりお申込いただけます。
参加費用(すべて税込)
- 一般 2,000円 (税込)
- ニュースレター登録者 1,500円(税込)(1月中旬までに配信予定のニュースレター中のクーポンコードをPeatix申込画面にてご入力ください)
- Circular Economy Hub 読者会員 1,000円(税込)(本記事にログインのうえ、最下部記載のクーポンコードをPeatix申込画面にてご入力ください)
- Circular Economy Hub コミュニティ会員 無料(Slackにて配信する無料クーポンコードをPeatix申込画面にてご入力ください)
- 学生 1,000円(税込)(Peatixページにてクーポンコードをご確認ください)
※コミュニティ会員・読者会員の詳細はこちら(コミュニティ会員へご参加いただくと、過去イベントのアーカイブ動画が無料でご覧いただけます。(一部を除く))
会場
オンライン(オンライン会議ツール「Zoom」の会議機能を利用)
注意事項
- 入室用URLを開始1時間前までにお申込みの皆さまへPeatixのメッセージよりお送りいたします。
- 開場は18時50分を予定しております
- Zoomのご利用が初めての方は開始前にアクセスしてください。機能の制限があるため、極力PCでのご参加をお勧めします
- 講義の時間にはマイクをミュートにさせていただきます
- 後日、Circular Economy Hubのレポートなどにて、プログラム開催中の写真を公開する場合がございます。写真NGの場合、ネットワーキング時間以外はカメラオフにてご参加ください
- イベントの内容は録画させていただき、後日申し込みいただいた皆様にアーカイブ動画の限定配信を行う予定です。予めご了承ください
- お申込み後のご返金はお受けしかねますので、あらかじめご了承ください。当日ご参加いただけなかった場合にも後日アーカイブ動画をお送りいたします
- 時間配分は事情により変更になる場合がございます
- 領収書についてはPeatix内のこちらをご参照ください
Circular X について
Circular Xは、Circular Economy Hub編集部からのインプットと各業界・領域のフロントランナーの皆さまの実践や知見を掛け合わせながら、ご参加いただく皆さまとともにサーキュラーエコノミーを深める化学反応を起こしていくことを目的としています。
主催
- Circular Economy Hub:Circular Economy Hub は、ハーチ株式会社が運営するサーキュラーエコノミーの推進を目的としたオンラインプラットフォームです。国内外のサーキュラーエコノミーに関する最新情報や事例、洞察、イベント・ワークショップ、体験プログラム、ネットワーキング、マッチングなどを通じてサーキュラーエコノミーを推進したい企業や団体、自治体の皆様を支援します。
URL:https://cehub.jp - ハーチ株式会社:Content Marketing for Good(社会をもっとよくするコンテンツマーケティング)をコンセプトにウェブメディア事業を展開。世界のソーシャルグッドなアイデアマガジン「IDEAS FOR GOOD」では2019年に欧州6カ国(オランダ・イギリス・フランス・ドイツ・ノルウェー・フィンランド)でサーキュラーエコノミーに取り組む企業・団体50社以上の取材を実施。欧州の先進的な事例を基に日本でもサーキュラーエコノミーの推進を加速したいと考え、2020年3月に「Circular Economy Hub」をローンチ。現在は神奈川県横浜市で「Circular Yokohama」も展開中。
URL:https://harch.jp/ - 下記、読者会員向けの割引クーポンコードを記載しております。下記、読者会員向けの割引クーポンコードを記載しております。ログインして取得いただき、Peatix申込画面にてご入力をお願いいたします。コミュニティ会員へはSlackにて無料となるクーポンコードをご案内いたします。
この記事は、Circular Economy Hub 会員専用記事となります。
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