企業や団体が、自社や自社製品の環境への貢献や社会的責任を誇張し、持続可能性や環境への配慮を装ったり、誤解を招くような宣伝やマーケティング活動を行ったりすることを指すグリーンウォッシュ。2020年以降、欧州を中心にグリーンウォッシュに対処するための法規制やガイダンスが相次いで創設され、サステナビリティの目標を損なう広告や商慣行に対して、より厳密なルールづくりが進んでいる。
サステナブルな製品やサービスを選択できる可能性が広がる消費者にとっては朗報とも言えるグリーンウォッシュ規制だが、カーボンニュートラルやその両輪としてサーキュラーエコノミー(CE)に取り組もうとしている企業にとって、ビジネスへの影響は避けられない。目下、世界のグリーンウォッシュ規制をリードする形で進んでいるEU加盟国を対象とする欧州グリーンウォッシュ規則案の内容から、企業にとってどのような影響があるのか考えてみたい。
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木村 麻紀
環境と健康を重視したライフスタイルを指すLOHAS(ロハス)について、ジャーナリストとしては初めて日本の媒体で本格的に取り上げて以来、地球環境の持続可能性を重視したビジネスやライフスタイルを分野横断的に取材し続けている。サーキュラーエコノミー(CE)における関心領域は、CE×社会包摂的まちづくり、CE×教育など。SDGs.tv公認ラーニングコーチ。
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