アミタ株式会社は12月14日、国内最大級の実績を持つ認証審査機関であるBSIグループジャパン株式会社のアソシエイト・コンサルタント・プログラム(ACP)のメンバーに認定されたと公表した。カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーに関するアミタの専門性と知見が評価され、BSIジャパンによりプログラムメンバーとして選定された。日本国内のサーキュラーエコノミー分野でのコンサルタントとしては、初のACPメンバー認定だという。

ESG投資への関心が高まる中、サステナビリティの取り組みに関する情報開示を行う企業が増えている。取り組みの実態を客観的に判断するため、第三者機関による認証取得が増えつつある。特に国際的に認知度の高いISO(国際標準化機構)認証は、2022年の統計によると世界全体で前年比約45万件増加している。

しかし、ISOをはじめとする認証取得には、調査分析やロードマップの策定など、専門知識を必要とする要件が多数あり、企業にとって大きな負担となっている。

ACPメンバー認定を受け、アミタは、脱炭素経営コンサルティングや循環資源の製造・提供など、40年以上の実績を持つ循環型ビジネスに関する専門性と知見を活かし、認証取得を必要とする企業への支援を行う。

具体的には、今後開始が想定されるISO 14068-1やISO/CD 59004など、カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミー分野の認証に対するコンサルティング支援を「Cyano Project(シアノプロジェクト)」というサービスを通して実施。シアノプロジェクトとは、サーキュラーエコノミー・カーボンニュートラル・ ネイチャーポジティブという、サステナブル経営のキーワードとなる3つの領域を横断し、持続可能な企業経営の移行戦略支援からオペレーションまで支援するアミタ独自のプログラムだ。

認証取得プロセスにおけるアミタの支援例

ISOの認証取得において、現状と目標のギャップを分析し、対策・改善を計画するプロセスがある。顧客企業は、シアノプロジェクトの活用により、認証取得の要件を満たすための支援だけでなく、計画に沿った施策の実行や運用まで一気通貫で支援を受けられることになる。

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*画像の出典:アミタ株式会社