2030年に向けた国際的な生物多様性計画の達成を支持するグローバル企業などが加盟するビジネス・フォー・ネイチャー(BFN)はこのほど、より強固な自然保護政策の実施を加速するよう各国政府などに求める共同声明を発表した。この10年間で自然の損失を食い止めて反転させるためには、生物多様性計画をより早く実施することが急務だと強調している。
今回の声明に賛同しているのは、ダノン、H&Mグループ、イケア、ロクシタン・グループ、Natura &Co、ネスレ、セインズベリー、セールスフォース、ユニリーバ、住友林業、ボルボなど130を超える企業と金融機関が含まれる。総売上規模としては、1兆1,000億ドルにのぼる。
コロンビアで今年10月に開催される国連生物多様性条約第16回締約国会議(COP16)まであと100日足らずとなり、今回の声明では野心的かつ効果的な企業の自然保護行動を奨励するために不可欠な政策、インセンティブ、法律、規制を強化するため、各国政府などに対して以下の点で早急な行動を求めている。
この記事は、Circular Economy Hub 会員専用記事となります。
会員種別と特典
木村 麻紀
環境と健康を重視したライフスタイルを指すLOHAS(ロハス)について、ジャーナリストとしては初めて日本の媒体で本格的に取り上げて以来、地球環境の持続可能性を重視したビジネスやライフスタイルを分野横断的に取材し続けている。サーキュラーエコノミー(CE)における関心領域は、CE×社会包摂的まちづくり、CE×教育など。SDGs.tv公認ラーニングコーチ。
プロフィール詳細はこちら:http://www.makikimura.com/profile/