持続可能な開発を推進している以下の6組織はこのほど、建設業界における循環型経済への移行を加速するイニシアチブとして、Circular Buildings Coalition(CBC)を立ち上げたことを発表した。
6組織は、英World Green Building Council(世界グリーンビルディング評議会)、持続可能な開発のための世界経済人会議(WBCSD)、英エレン・マッカーサー財団、英アラップ(エンジニアリング企業)、蘭メタボリック(コンサルティング企業)、蘭Circle Economy(サーキュラーエコノミー推進機関)である。
Circle Economyは同イニシアチブ発足に際し、次の見解を公表した。建設業界は世界のバージン材の約半分を消費し、世界の炭素排出量と固形廃棄物排出量の約40%を占める。建物のライフサイクルのすべての段階(設計・建設・使用・解体)において循環型の実践方法を採用することは、温室効果ガスの排出と同業界による自然や生物多様性への負荷を削減することにつながる。

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和田 麻美子
フランス留学中、モードの国と呼ばれる国の人達が、持ち物を長く大切に使い多くの買い物をしないことを知り、日本(特に東京)では常に新しいモノを求める暮らし方になっていたことに気づく。 趣味のハイキングを通じ、極力ごみを出さないように暮らすことや、豊かな自然を次世代につなぐことを意識するようになり、Own less, waste less, enjoy more を心がける日々。