イタリア・スペイン・ドイツ・デンマーク・フランスの企業・研究機関・大学など11機関が参加する循環型バイオカーボンプロジェクト「Circular Biocarbon」がこのほど開始された。同プロジェクトでは、都市固形廃棄物や下水汚泥の有機画分などを産業用・民生用製品に変換するバイオ精製施設を開発する。
EUは2030年までに温室効果ガス55%の削減目標を掲げている。既存の石油由来製品の30%をバイオマス由来製品に置き換えることで、温室効果ガスを最大50%削減し循環型経済への移行に大きく貢献できる可能性があると同プロジェクトはみている。
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藤原 ゆかり
欧州在住フリーライター/リサーチャー。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。専門分野:EU環境政策・規制。イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。趣味は旅行と油絵。