株式会社クラス(以下、CLAS)は5月、家具・家電のサブスクリプションサービス「CLAS(クラス)」において、登録者を対象にアンケート調査を実施した。その結果、登録者の約4割がCLASの目指す「ものを捨てない社会づくり」実現に期待していることがわかった。
CLASはサーキュラーエコノミーと親和性のあるサブスクリプションモデルを活用し、循環型設計が施されたPB(プライベートブランド)製品の開発、メーカーと利益を分け合うレベニューシェアの拡大、他の製品群への展開を検討するなど、サブスクに留まらないプラットフォームとして顧客やメーカーに価値を提供している。
同調査の概要・結果について、CLASは以下を発表した。
調査概要
- 調査期間:2022年5月18日~25日
- 調査主体:株式会社クラス
- 調査対象:CLASに登録する、10代以上60代までの男女
- 有効回答数:489件
- 調査方法:ウェブアンケート(Googleフォームにて、任意回答のアンケートを実施)
調査結果
- 登録者の世帯年収は300万~500万が最も多く28%、次いで500万~700万で22%
- 昨年と同様に、CLASに登録した最たる理由は「引っ越し」である
- 登録者の36%がCLASが目指す「ものを捨てない社会づくり」に期待している。CLASの「ものを捨てない社会づくり」に最も期待する世代は30代が最多の36%、次いで40代の32%で、幅広い世代に支持されている
- 商品やサービスに魅力を感じて登録した人は32%で、昨年の約25%より増加した
維持・循環に適した特長のあるオリジナルPB家具「CIRCLE」シリーズは、累計約800点を貸出中だ。同シリーズではボルトなど部品の規格を統一し、組み立て・分解が繰り返しできる接合方法を採用している。部品の紛失などに素早く対応でき、一部が傷んだときも、そこだけを交換すれば製品を蘇らせられる。
今回の調査結果について、幅広い世帯年収の人が「所有」ではなく、必要なときに必要なものをレンタルして「利用」しており、レンタルする選択肢の定着化がうかがえるとの見解をCLASは示した。循環型でサステナブルな「ものを捨てない社会づくり」の実現を目指してPaaSモデルの事業を展開するCLASと、「ものを捨てない社会づくり」に期待する多くの登録者との相乗効果により、今後CLASが循環型事業を拡大していくことが期待される。また、CLASの登録者の内訳や考えを明らかにした同調査結果などを参考に、多くの企業が循環型事業を推進していくことが望まれる。
【プレスリリース】【使うだけで循環型社会に貢献】登録者の約4割が、CLASの目指す「ものを捨てない社会づくり」に期待
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*冒頭の画像の出典:株式会社クラス