欧州委はこのほど、海洋・海岸に関連する産業および分野(ブルーエコノミー)に向けた、EUにおける持続可能なブルーエコノミーの新しいアプローチを提案した。持続可能なブルーエコノミーは、欧州グリーンディールの目標達成と新型コロナウイルス感染症蔓延からのグリーンで包括的な復興に不可欠であるとしている。
漁業・水産養殖・海洋観光・海上輸送・港湾活動・造船を含むすべてのブルーエコノミー部門は、環境と気候への負荷を減らす必要があると欧州委は認識している。気候と生物多様性の危機に取り組むには、健全な海と海の資源を持続的に利用して、化石燃料と伝統的な食料生産の代替を生み出さなくてはならず、持続可能なブルーエコノミーへの移行には革新的なテクノロジーへの投資が必要であると考える。波力と潮力エネルギー・藻類生産・革新的漁具の開発・海洋生態系の回復は、ブルーエコノミーに新しいグリーンな仕事と事業を生み出すとみている。
すべての海事関係者に対して、欧州委は以下を推進するよう呼びかけるとともに、見解を発表した。
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クリューガー量子
クリューガー量子(くりゅーがー りょうこ)ドイツ在住、ハイデルベルク市公認ガイド。土木工学を学び日本で土木技術者として働いた後、メキシコでスペイン語を習得、日西通訳として自動車関連企業で働く。2003年に渡独。専門分野:ドイツのサーキュラーエコノミー関連政策・企業動向、企業現地視察サポート、建設業界のサーキュラーエコノミー移行。個人ブログ:http://ameblo.jp/germanylife10/ 。(この人が書いた記事の一覧)