環境省は2025年1月15日、「リユース促進に向けた懇談会(第1回)」を開催する。この会合は、循環経済への移行を目指し、リユースの推進に向けた意見交換を行う場として設けられた。リユース事業者、地方自治体、有識者、消費者団体など多様な関係者が参加し、取組事例の発表や浅尾環境大臣との意見交換を通じてリユースの推進に向けた施策を検討する。
議題としては、各参加者による取組事例の発表と、それを基にした質疑応答・意見交換が予定されている。今回の懇談会で得られた知見は、2024年11月から開催されている「令和6年度使用済製品等のリユースの促進に係る検討会」に反映される予定。これにより、環境省はリユースを促進するための具体的な施策の策定を進める方針だ。
出席予定者には、神奈川県座間市の佐藤市長、一般社団法人日本リユース業協会の石原代表理事、株式会社リユース経済新聞社の瀬川専務取締役編集長、早稲田大学理工学術院大学院環境総合研究センターの小野田所長らが名を連ねている。
リユースは、製品や素材を再利用し廃棄物を削減する取り組みであり、持続可能な社会の実現に向けた重要な柱とされる。今回の懇談会では、地方自治体のリユース施策や産業界の具体的な取り組みが共有されるほか、学術的な観点からの意見も提供される予定だ。
【プレスリリース】「リユース促進に向けた懇談会(第1回)」の開催について
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HEDGE GUIDE 編集部 サーキュラーエコノミーチーム
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