株式会社JEMSは7月23日、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)において、未来社会ショーケース事業「グリーン万博」の「リユースマッチング」事業にサプライヤーとして協賛することを発表した。

大阪・関西万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。脱炭素と資源循環に関し、万博を通して目指すべき方向性として「EXPO 2025 グリーンビジョン(2024年版)」を公表している。

「EXPO 2025 グリーンビジョン(2024年版)」は、脱炭素編、資源循環・循環経済編、自然環境編、横断的事項の4編で構成されている。特に資源循環・循環経済編では、解体時に分別しやすい建築構造の採用や再生可能な資源の利用、会期後の資機材や建築物のリユースなどに取り組む方針だ。また、備品の購入時は環境に配慮したものを購入・共有し、リース・レンタルの利用や、再生材・リサイクル材の活用を図る。

こうした取り組みの一環として、JEMSはリユースマッチング事業のウェブシステム「万博サーキュラーマーケット ミャク市!」を企画・開発・運用する。具体的には、「施設等の移築」、「建材・設備のリユース」、そして「什器・備品のリユース」に関わるサービスサイトを順次公開する予定だ。

JEMSは、廃棄物管理に関わるITソリューションを提供する企業。設立以来、廃棄物の排出企業と処理企業向けにサービスを展開しており、850社以上の排出企業と1,100社以上の処理企業に導入されている。

JEMSの技術と経験を活かしたリユースマッチングのシステムを通して、万博会場の施設や建材、備品のリユースが促進されることが期待されている。

【プレスリリース】JEMS、大阪・関西万博への協賛が決定
【参照記事】EXPO 2025 グリーンビジョン(2024年版)を公表
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(※画像の出典:株式会社JEMS)