北米ペプシコ飲料(PepciCo Beverages North America:以下、PBNA)はこのほど、米サーキュラーエコノミー専門の投資会社Closed Loop Partnersと共に、クローズドループリサイクル基金(The Closed Loop Local Recycling Fund)を設立、3,500万ドル(約4,000万円)を投資すると発表した。同基金は、革新的なサーキュラーエコノミーイニシアチブとして、米国内のリサイクル施設が不足する地域を対象にリサイクルインフラの構築に注力する。
PBNAをはじめとする食品大手は事業戦略の一環として、容器包装における再生材の使用率向上を目標として掲げている。その一方で、プラスチックリサイクルの現状は、技術面やコスト面で多数の課題を残しており、廃プラのリサイクルを推進するためには、パートナーシップや投資が不可欠だ。
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藤原 ゆかり
欧州在住フリーライター/リサーチャー。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。専門分野:EU環境政策・規制。イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。趣味は旅行と油絵。