国連人権委員会はこのほど、レポートを発表し、公害などによる死者数は新型コロナウイルス感染症による死者数をはるかに上回ると報告するとともに、有害物質禁止に向けた「野心的な取り組み」の必要性を訴えた。
新型コロナウイルス感染症の症例が報告されて以来、世界では同感染症による重症者数や死者数などがトップニュースとして報じられてきたが、産業で使用・廃棄される危険物質や公害などにより、健康・人権・生態系が損なわれている事実が大きく見過ごされているとレポートは警告している。同レポートの概要は、以下である。
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藤原 ゆかり
欧州在住フリーライター/リサーチャー。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。専門分野:EU環境政策・規制。イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。趣味は旅行と油絵。