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マイクロプラスチックとは・意味

マイクロプラスチックとは?

プラスチックは自然分解されず、半永久的に残るといわれており、破壊されて細かくなったものをマイクロプラスチックという。

マイクロプラスチックの測定方法には世界基準での定義がなく、異なる水源に含まれるマイクロプラスチックの量を確認するために異なるフィルターを使っていることもあり、1mmよりも小さいものと定義する研究者もいれば、5mmよりも小さいものを定義とする研究者もいる。

マイクロプラスチックは、発生源の違いによって以下の2つに分けることができる。

  • 一次マイクロプラスチック:歯磨き粉や洗顔料に含まれるスクラブ剤やオシャレのために使われるグリッターなど製品や製品原料として使用されるのが目的に製造されたプラスチックが一次マイクロプラスチックに分類される。非常に細かいため、回収や製品化された後の対策が難しい
  • 二次マイクロプラスチック:ポイ捨てや埋立地で、ペットボトルやプラスチック袋などのプラスチック製品が、太陽の紫外線、波の作用や岩・砂などのなんらかの外的要因によって劣化し、細かくなったプラスチックが二次マイクロプラスチックに分類される

海洋に浮かぶマイクロプラスチック

マイクロプラスチックが海洋に流れ着き、魚などの海洋生物に誤飲されて魚の体内から検出されている。食物連鎖により、それらの魚を人間や動物が食べることにより、濃縮されたマイクロプラスチックが体内に残りなんらかの影響を及ぼす可能性があることが問題となっている。

現在、約5.25兆個のプラスチック粒子(268,940トンに相当)が世界中の海洋表面を浮遊しながら漂っている可能性があるといわれている。

世界の平均的な海と比較してみると、日本周辺の海ではマイクロプラスチックの濃度は非常に高いという。環境省環境研究総合推進費の助成を受け九州大学、東京海洋大学及び寒地土木研究所の共同研究チームが行った研究によれば、2060年までにはマイクロプラスチックの重量濃度が現在の約4倍となることが予測されている。

【参照サイト】 Microplastics in water: no proof yet they are harmful, says WHO
【参照サイト】 海洋における将来のマイクロプラスチック浮遊量の予測結果について
【関連記事】国際水管理研究所と国連環境計画、プラスチックによる水環境汚染の技術的解決策に関する調査レポートを発表
【関連記事】マイクロファイバー放出を最大80%削減するHoudiniのフリース「Mono Air Houdi」。オープンソースで業界のサーキュラーエコノミーへの移行に貢献
(※こちらの記事は、IDEAS FOR GOODの用語集「マイクロプラスチック」を転載しております。)