有事への備えとサステナビリティは、一見すると対極にある概念のように思える。前者は緊急事態や衝突を想起させ、後者は持続可能で穏やかな未来像を描く。しかし、エネルギーと資源が社会の基盤である以上、それらを安定的に確保することは平時にも有事にも共通する条件である。
近年、これらは「レジリエンス(強靭性)」というキーワードで結びつけて議論されることが増えている。エネルギー転換と資源循環は、環境政策の枠組みを超え、安全保障や産業戦略の観点からも再定義されつつある。
本稿では、日本とフィンランドの連携に焦点を当て、サーキュラーエコノミー(CE)が社会のレジリエンス向上にどう寄与しているのかを考察する。
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なぜ資源循環は安全保障になるのか。日フィン連携が示すサーキュラーエコノミーの新しい役割
西崎 こずえ
西崎 こずえ(にしざき こずえ)。オーストラリア・キャンベラ大学卒。アムステルダムを拠点とするグリーントランジション特化型コンサルティングファーム「Horizon Green」ファウンダー。資源循環、再生可能エネルギー、クリーンテック分野において、主に日欧産業連携を支援。事業性とサステナビリティの統合に強みを持ち、ビジネスモデル構築、R&D支援、商談調整、プロジェクトマネジメント、投資家・技術パートナーとの連携支援、研修プログラムの提供など多岐にわたるサービスを展開。サステナビリティに情熱を注ぐ人のための秘密基地「エコハブ・アムステルダム」発起人。https://note.com/kozk0z









