公益財団法人日本デザイン振興会が運営するギャラリースペースGOOD DESIGN Marunouchi(千代田区丸の内)は、丸の内エリア(大手町・丸の内・有楽町)を舞台にした循環型社会への取り組みをデザインとアートを通じて紹介する企画展「サーキュラーシティ丸の内 ゴミ=資源 循環のデザイン」を8月19日(金)より9月20日(火)まで開催する。

日本デザイン振興会が説明する開催の主旨は以下のとおり。

多くの大企業が本社を置き、日本の経済を支える街のひとつ、丸の内エリアでは、「ゴミ=資源」を川上とするもう一つのサプライチェーンをデザインする「サーキュラーシティ丸の内」に取り組み、人やモノをつなげることで、街に新たな持続可能な資源循環を生み出している。

本展では、身の回りや社会の課題に対しデザインがどんな未来を描けるのかを考え、実践する場であるGOOD DESIGN Marunouchiが、街のデザインハブとして活動する丸の内エリアで取り組まれている8つの実例を可視化することを通して、「ゴミ=資源」の循環デザインを探る。また、アーティストの目線から有楽町の風景を捉え直す「有楽町アートサイトプロジェクト」に取り組んできた「東京フォトグラフィックリサーチ(TPR)」は、「ごみ」と「資源」の分水嶺に新たな視点をもたらす写真とサウンド作品を展示。

開催概要

展覧会名: サーキュラーシティ丸の内 ゴミ=資源 循環のデザイン

会期: 2022年8月19日(金) – 9月20日(火) *会期中無休

会場: GOOD DESIGN Marunouchi   住所/東京都千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル1F

https://www.g-mark.org/gdm/access.html

開場時間:11:00 – 20:00  *入場無料

企画・主催: 公益財団法人日本デザイン振興会

協力: 三菱地所株式会社

アート協賛:大丸有SDGs ACT5実行委員会

アート展示: TOKYO PHOTOGRAPHIC RESEARCH PROJECT

取材協力: AIPA株式会社、市川環境エンジニアリング株式会社、NPO法人大丸有エリアマネジメント協会、株式会社春江、三菱地所株式会社 エコファニ、三菱地所プロパティマネジメント株式会社、株式会社Nature Innovation Group アイカサ

アートディレクション・デザイン:廣村正彰

コピー: 蓑田雅之

映像・編集: 垂見幸哉

展示概要

1. 「サーキュラーシティ丸の内」とは

2. そもそも「丸の内」ってどんな街? 

人と経済を中心としたさまざまなデータをインフォグラフィックスで表現し、日本の経済を支える街・丸の内エリアの社会生態を紐解く。

3. 「丸の内」を「まわるのうち」にする/上質な「ゴミ=資源」を生み出すデザイン

街の営みのなかで生まれている「ゴミ=資源」の循環を可視化。18分類されている廃棄物の2021年度の廃棄量と再生量を見える化し、その現場を映像で紹介。

4. 循環のデザイン:8つの事例

丸の内エリアで実際に取り組む8つの実例をモノの展示やグラフィックを通して紹介。

紹介事例:高濃度ニーディング法を用いた無塩素DIP(脱墨)システム/株式会社春江東京リサイクルセンター/RPF(Refuse derived paper and plastics densified Fuel)/バナーフラッグアップサイクル/

「サーキュラーシティ丸の内」について

「丸の内エリア(大手町・丸の内・有楽町)」にあるビル約30棟の廃棄物を管理する三菱地所が始めた、循環型社会の実現に向けた取り組み。

取り組みにより、「Reduce(リデュース)」「Reuse(リユース)」「Recycle(リサイクル)」の3Rや、シェアリング・アップサイクルを推進し、2030年までに廃棄物再利用率100%を達成、さらに単位面積あたりの廃棄物排出量を20%削減(2019年度比)することを目指す。

【プレスリリース】循環型社会の今をデザインとアートで体験「サーキュラーシティ丸の内 ゴミ=資源 循環のデザイン」