ワシントン州立大学(WSU)と米パシフィックノースウエスト国立研究所はこのほど、エビの殻の粒子を混合することでセメントの強度が増すことを明らかにした。同技術により、水産廃棄物とコンクリート生産からの炭素排出を削減できるとしている。
研究者らは、廃棄されたエビの殻から、自然界に豊富に存在するバイオポリマーであるキチンのナノ結晶とナノファイバーを作成し、キチンを加えたセメントは強度が最大40%増したことを学術雑誌「Cement and Concrete Composites」で発表した。同研究の概要は、以下のとおり。
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