自動車部品およびタイヤメーカーの独コンチネンタルはこのほど、ペットボトルから新プロセスを経て作られる再生ポリエステル糸の量産をタイヤメーカーとして初めて(コンチネンタル調べ)開始することを発表した。
同ポリエステルはまず、同社のサマータイヤ「PremiumContact 6」「EcoContact 6」と、オールシーズンタイヤ「AllSeasonContact」の各5サイズで使用される予定だ。対象タイヤのカーカス(骨組み)でこれまで使用されてきたポリエステルを新たなポリエステルに完全に置き換える。標準的な乗用車用タイヤ1セットには、約40本の再生ペットボトルから作られたポリエステルが使用されるとしている。
2021年9月に同社は、自社開発したContiRe.Tex技術を初公開した。同技術には次の特徴があるとしている。
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廣瀬 優香
大学時代にベトナムとカンボジアで行った教育関連の活動をきっかけに、国際協力や環境問題に興味を持つ。大学在学中は化学を専攻し、バイオマスプラスチックについて学ぶ。メーカー勤務ののち、現在はライター・翻訳者として活動。個人ブログ:旅好きのひとりごと https://international-blog.com/