〜欧州のサーキュラーエコノミーの最新動向に興味のある方必見!リアルな情報を現地在住メンバーがお届けします!〜
世界中で巻き起こる物価高騰や資源枯渇、自然災害、貧困──新型コロナウイルス感染症や、ロシアによるウクライナ侵攻により、これまで以上に私たちの暮らしは脅かされています。これらの打撃を深刻に受けた地域の一つが、欧州諸国です。欧州の国々は米国やロシアと並んで新型コロナウイルス感染症で多くの重症者や死者を出し、各地での厳格な都市封鎖は経済の低迷をもたらしました。ロシアの資源輸出制限によるエネルギーの価格高騰は、こうした状況に追い討ちをかけています。
さまざまな課題を抱えながら、2050年には97億人へと増加すると予想されている世界人口に対し、限られた資源で私たちはどう生活していったら良いのでしょうか。そうした中でいま、世界で注目されている概念が「サーキュラーエコノミー」です。サーキュラーエコノミーは、廃棄物や汚染などが発生しない製品・サービスを設計し、原材料や製品の価値をできる限り高く保ったまま循環させ続けることで、自然を再生し、ウェルビーイングや環境負荷と経済成長のデカップリング(分離)を目指します。そんなサーキュラーエコノミーの実験を、世界を牽引しながら進めているのが、欧州諸国です。
2022年8月17日、2021年に設立された欧州在住メンバーによる事業組織「ハーチ欧州」のメンバーは、サーキュラーエコノミー先端都市と呼ばれる欧州の政策や、オランダ・フランス・ドイツ・英国のユニークな最先端事例を解説したレポート第一弾を販売します。今回のイベントでは、本レポートに収めた見どころを一挙ご紹介します!
欧州と一口にいっても、国や地域によって動きはさまざま。この激動の時代に、現地のサーキュラーエコノミーをめぐる議論・状況はどうなっているのか。現地で起きている問題点や反省も含めて、欧州都市の取り組みが皆さんのヒントとなれば幸いです。
当日ご紹介するトピック
EUのサーキュラーエコノミー政策から、オランダ・フランス・ドイツ・英国の政策・推進団体の取り組みから見る、各国のサーキュラーエコノミーの特徴などをご紹介します。
【欧州政策】
- EUのサーキュラーエコノミー政策策定に至るこれまでの道のり
- サーキュラーエコノミー政策がもたらす各産業部門の規制強化
【オランダ】
- アムステルダム市でホテルを起点としたサーキュラーエコノミーに取り組む「サーキュラー・ホテルズ・リーダーズ・グループ」
- アムステルダム東区の循環型開発地区アイブルグ
【フランス】
- 欧州のサーキュラーエコノミーを牽引する、フランスの「廃棄物政策」とは?
- デジタル化で多様な市民の声を拾い上げる、パリの「参加型予算」によるまちづくり
【ドイツ】
- ドイツの政策・推進団体の取り組みから見る、ドイツのサーキュラーエコノミーの特徴とは?
- 制服なしの「服装の自由」から見る、ドイツのサーキュラーエコノミー
【英国】
- 首都ロンドンから草の根でサーキュラーエコノミーを加速させる「ReLondon」
- 欧州を牽引する英国の「サーキュラーエコノミー研究」とは?
※内容は変更する場合があります。
イベント概要
- 開催日時:2022年8月23日(火) 19:00〜20:10(Zoomオープン18:50)
- 主催:ハーチ株式会社
- 参加費:無料(寄付形式)
- お申し込み方法:Peatixよりお申し込みください
- 参加方法:イベント当日までに、配信URLをメールにてお送りします。(イベント終了後は、参加者の方へアーカイブ動画もお送りします)
タイムテーブル
18:50 Zoomオープン
19:00 欧州サーキューラーエコノミー政策の動向
19:10 オランダの事例紹介
19:20 フランスの事例紹介
19:30 ドイツの事例紹介
19:40 英国の事例紹介
19:50 ハーチ欧州・レポートのご紹介
20:00 質疑応答
20:10 終了
こんな方におすすめ
- 欧州都市のサーキュラーエコノミー動向に興味のある方
- データだけではなく、実際に居住する人の体験・感覚も含め、欧州都市の情報を集めている方
- ビジネスや学業で欧州とのコネクションがある方・これから作っていきたい方
- 日本国内外でサーキュラーエコノミーに関わっている方
- サーキュラーエコノミーに興味のある方
- いつもIDEAS FOR GOODやCircular Economy Hubの記事を読んでくださっている方
ハーチ欧州とは?
ハーチ欧州は、2021年に設立された欧州在住メンバーによる事業組織。英国・ロンドン、フランス・パリ、オランダ・アムステルダム、ドイツ・ハイデルベルク、オーストリア・ウィーンを主な拠点としています。
ハーチ欧州では、欧州の最先端の情報を居住者の視点から発信し、日本で暮らす皆さんとともにこれからのサステナビリティの可能性について模索することを目的としています。また同時に日本の知見を欧州へ発信し、サステナビリティの文脈で、欧州と日本をつなぐ役割を果たしていきます。
事業内容・詳細はこちら:https://harch.jp/company/harch-europe
※本記事は、ハーチ株式会社が運営する「IDEAS FOR GOOD」からの転載記事となります。