株式会社エフピコと株式会社ゆめマート北九州・株式会社サンライフは9月16日、ゆめマート北九州・サンライフの合計35店舗において、使用済み食品トレーの「ストアtoストア」水平リサイクルを強化すると発表した。この協働を通じて、地域社会と共に環境負荷の低減と持続可能な社会の実現に貢献する。
この取り組みは、「お店がその地域のエコリーダー」となることを目指している。ゆめマート北九州・サンライフの店舗に設置された回収ボックスで集められた使用済み食品トレーは、すべてエフピコで資源として活用され、「エコトレー」として生まれ変わる。再生されたエコ製品は再びゆめマート北九州・サンライフの売り場で使用され、お店を発着点とする水平リサイクルが実現する。水平リサイクルとは、リサイクルの前後で用途を変えずに資源を循環させる方法だ。
さらに、両社は地域社会の環境意識を高めるため、店舗での環境イベントを企画している。リサイクルの重要性や食品ロス削減など、環境に配慮した行動を顧客が楽しみながら学べる機会を提供する。また、より多くの顧客にこの取り組みを知ってもらい、水平リサイクルへの参加を促すため、「エコストア協働宣言ポスター」を店舗に掲示する。
株式会社エフピコは、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどで使用される簡易食品容器を製造販売する国内最大手メーカーだ。同社は「トレーtoトレー」や「ボトルto透明容器」といった独自のリサイクル方式「エフピコ方式」により、地上資源の循環と二酸化炭素(CO2)排出量削減を推進している。
株式会社ゆめマート北九州はイズミグループの一員として福岡、山口、大分に31店舗を展開するスーパーマーケットであり、株式会社サンライフは2024年5月にイズミの連結子会社となった大分県内の4店舗を展開する食品スーパーだ。
【プレスリリース】エフピコとゆめマート北九州・サンライフが協働で「ストアtoストア」の水平リサイクルを強化!
【関連記事】DICとエフピコ、ポリスチレンの溶解分離リサイクル設備を稼働開始。色柄付き発泡食品トレーの水平リサイクルを目指す
【関連記事】DICとエフピコ、新技術を用いた協業を開始。プラ製食品トレーの水平リサイクルを目指す
