加ケベック州におけるサーキュラーエコノミーのコミュニティプラットフォームQuébec Circulaireと加オタワ大学を拠点とする研究ネットワーク・シンクタンクのSmart Prosperity Instituteはこのほど、レポート「TRANSITIONING TO A CIRCULAR ECONOMY 2014-2020(サーキュラーエコノミーへの移行2014-2020)」を発表した。
同レポートは、2014年~2020年までのケベック州におけるサーキュラーエコノミー実装調査を目的に作成された。サーキュラーエコノミーへの移行に不可欠な調査・パートナーシップ・教育・コミュニティ構築などについての説明と洞察、および推奨事項を以下の5分野と2事例で示した。
分野1
サーキュラーエコノミーへの移行に不可欠な知識の開発を目的とした学際的な研究者コミュニティの構築方法について説明した。大学を拠点とする新組織が、本やオンラインのオープンコースなどを通じて研究・研修・ツール・情報を開発した経緯を示した。ケベック州での研究者コミュニティの構築は、サーキュラーエコノミー移行への大きな機会となるが、利害関係者が概念を理解して組織や慣行に統合するには時間がかかるとの見解を明らかにした。
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クリューガー量子
クリューガー量子(くりゅーがー りょうこ)ドイツ在住、ハイデルベルク市公認ガイド。土木工学を学び日本で土木技術者として働いた後、メキシコでスペイン語を習得、日西通訳として自動車関連企業で働く。2003年に渡独。専門分野:ドイツのサーキュラーエコノミー関連政策・企業動向、企業現地視察サポート、建設業界のサーキュラーエコノミー移行。個人ブログ:http://ameblo.jp/germanylife10/ 。(この人が書いた記事の一覧)