TBWA HAKUHODOは10月2日に、株式会社地球中心デザイン研究所を設立したことを発表した。この新会社は、サステナビリティとクリエイティビティを融合させ、ビジネスや社会の持続可能な仕組みをデザインすることを目的としている。代表取締役には、国際的な広告賞を受賞している佐藤カズー氏が就任。新会社は、地球を重要なステークホルダーとして捉え、「地球中心」の視点から企業や自治体が直面する課題を解決することを目指している。

地球中心デザイン研究所は、サステナビリティ市場が拡大する中で、企業の新たな価値創造を促進する役割を担う。現代企業が直面する環境課題は多岐にわたり、サステナビリティ推進のための予算は増加しているものの、生活者との効果的なコミュニケーションに課題を抱える企業も少なくない。

地球中心デザイン研究所は、企業が抱えるこうした課題に対し、サステナビリティとクリエイティビティの融合による解決策を提供することで、持続可能な社会の実現を目指す。

同社は、3つの柱として「BRANDING」、「WORKSHOP」、「LAB」を設け、企業のブランディングを地球視点に転換する支援や、共創型のワークショップを通じた価値創造、リジェネラティブな未来に向けた研究とデザインの融合を図る。特に、地球がステークホルダーの1つとして位置づけられることで、企業が地球環境への影響を意識し、持続可能なビジネスモデルへの移行を促進する。

TBWA HAKUHODOは、「DISRUPTION®」(創造的破壊)の哲学を基に、さまざまな社会課題の解決に向けた取り組みを行ってきた。今回の地球中心デザイン研究所の設立は、企業のサステナビリティを単なる社会的責務として捉えるのではなく、ビジネスの成長における重要な要素として位置づける戦略である。これにより、持続可能なビジネスのさらなる展開が期待される

【プレスリリース】新子会社「地球中心デザイン研究所」設立
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